アーツ前橋

出版物

「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s-2010s」図録

 

闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s-2010s」(2019年2月2日(土)~3月24日(日))の展覧会図録

1930年代から近年までのアジア各地での木版画に焦点を当て、多数の民衆に情報やメッセージを届ける「メディア(情報・通信媒体)」としての木版画による「運動」を通じて、アジア近現代美術の歴史を新たな視点で見直す展覧会図録。各章ごとに有識者による解説とコラムを収録しているほか、400点を超える出品作の図版も全点掲載している。

【目次】
黒田雷児「アジアの木版画運動-民衆的メディアによる近代化の系譜」 
1.1930s 上海 ヨーロッパの木版画、中国で紹介される
  水沢勉「多様なる連動-アジアの木版画運動の背景」
2.1930s 中国と日本 版画運動が発展、美術の大衆化
  瀧本弘之「魯迅と木刻運動-新しい美術の誕生」 
  横地剛「光復した台湾を描く」
  滝沢恭司「日本のプロレタリア美術における版画-アナーキズムと共産主義の下で」
3.1940s-50s 日本 美術の民主化、中国版画ブーム
  竹山博彥「地方からの文化発信―北関東から全国に広がった版画運動」
4.1940s-50s ベンガル 土地を奪還せよ
  五十嵐理奈「インド独立前夜のベンガル木版画と社会運動」
  五十嵐理奈「言語運動からバングラディッシュ独立へ―路上に広がる図像」
  黒田雷児「1940年代インド・中国の木版画交流」
5.1950s-60s インドネシア 新聞にみる版画交流
  アンタリクサ「拡大と向上―『人民日報』と〈LEKRA(人民文化協会)〉 」
6.1950s-60s シンガポール 大陸から南洋の日常へ、版画と漫画の交錯
  リム・チェンジュ「1930-70年代シンガポールにおける社会批評のための木版画の盛衰」
7.1960s-70s ベトナム戦争の時代 国境を越えた共闘
  黒田雷児「ベトナム戦争の時代―国際的な解放闘争のシンボルとなった木版画」
  フィービー・スコット「ベトナム北部の民間版画とプロパガンダ」
8.1970s-80s フィリピン 独裁政権との闘い
  リサ・イトウ=タパン「交差する影響」
  レオニーリョ・オルテガ・ドロリコン「民衆の中へ―〈カイサハン〉とその後」
9.1980s-2000s 韓国 高揚する民主化運動
  稲葉真以「抵抗の現場と韓国の版画運動」
  超純恵「『彫って刷るソーシャルメディ』からの展開―韓国の路上から湧き出る民衆の声」
10.2000s- インドネシアとマレーシア 自由を求めるDIY精神
  徳永理彩「ヌサンタラの版画コレクティブの方法論『共に学び、共に問い、共に働く』」 
2014年、そして
  黒田雷児 「ひまわり学生運動」
  五十嵐純 「社会的相互行為としての木版画運動」
  住友文彦 「アジアの木版画運動が照らし出す美術の歴史」
資料
年譜、作家解説、作品リスト、参考文献

編集:黒田雷児、五十嵐理奈(福岡アジア美術館)
デザイン:田嶋正純(田嶋デザイン事務所CYAN)
印刷:株式会社西日本新聞印刷
仕様:A4変形、256頁
発行:福岡アジア美術館、アーツ前橋
発行日:2018年11月23日
価格:2,160(税込)

*こちらの図録には 修正を要する部分がありました。購入された方々、執筆者ほか図録作成にご協力いただいた方々に深くお詫び申し上げます。下記の正誤表により訂正いたします。
PDFを開く

 

 

この記事を友人に紹介する