アーツ前橋

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[メールマガジン] vol.32(バックナンバー)

2016年7月8日発行

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じめじめした日が続いてますが梅雨明けが待ち遠しいですね。現在開催中の「新収蔵作品展」もいよいよ7月12日(火)までとなっております。
また、7月22日からは「表現の森 協働としてのアート」展、「コレクション+ 行為と痕跡」展が始まりますので、ぜひアーツ前橋へお越しください。

本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!

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● INDEX ●

(1)イベントカレンダー

(2)「表現の森 協働としてのアート」展

(3)「コレクション+ 行為と痕跡」展

(4)滞在制作事業(群馬ゆかりのアーティスト)募集

(5)まえばしアートスクール計画

(6)アーツトピック「リュウゼツランのその後」

(7)メンバーシップ募集中

(8)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI

(9)ミュージアムショップ mina

(10)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.33

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●(1)イベントカレンダー ●

■PortB連続フォーラム(表現の森関連イベント)

○日時:7月23日(土)、30日(土)15時~18時
○会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
○講師:PortB 猪股 剛
○参加費:無料(要観覧券)〔申込不要〕

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7513

■RHYTHM打!えいめいライブ(表現の森関連イベント)

○日時:7月24日(日)14時~15時
○会場:アーツ前橋 ギャラリー2
○出演者:石坂亥士、山賀ざくろ、えいめいのみなさん(予定)
○参加費:無料(要観覧券)〔申込不要〕

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7513

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●(2)「表現の森 協働としてのアート」展 ●

表現の森には、アーティストと福祉、教育、医療などの団体と協働して実施している8つのプロジェクトがあります。そのうち5つのプロジェクトは、この森のどこかでこの会期の前後も継続的に行われています。表現の森は、これらのプロジェクトのための、学習、話し合い、リハーサル、経過報告、発表、展示のための場です。
始まったばかりのアーツ前橋の新たな試みをぜひ一緒に体験してみませんか。この夏、アーツ前橋に誕生する表現の森で会いましょう。

○会期:7月22日(金)~9月25日(日)
○開館期間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日
○観覧料:一般500円/学生・65歳以上・団体(10名以上)300円
○無料日:8月22日(土)夏休みキッズフェスタ2016
※1枚の観覧券で会期中3回まで入場可。
※以下は観覧料が無料になります。
 ・高校生以下
 ・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名
 ・雇用保険受給資格者証をお持ちで求職中の方
 ・児童扶養手当証書をお持ちの方
 ・要介護(支援)認定有効期限内の介護保険被保険者証をお持ちの方
 ・難民認定証明書をお持ちの方
 ・生活保護受給票をお持ちの方
 ・教員
 ・福祉施設に勤務されている方
 ・美術・医療・福祉・教育を専門に学ぶ大学生と専門学校生

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7513

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●(3)「コレクション+ 行為と痕跡」展 ●

収蔵作品とともに地域ゆかりの作家を紹介する「コレクション+」シリーズ。今回は、絵画、彫刻という表現の創作過程の「行為」と「痕跡」に着目して二人の作家を紹介します。
小林達也は何もない画面からかたちを見出し抽象絵画を生み出します。髙山陽介は日常の中から浮かび上がるイメージを生成させて彫刻にし、その彫った木くずも作品として残す、彫るという行為の跡を作品に焼きつけていきます。これらの絵画と彫刻は加える行為と削る行為という真逆の作業によって成り立ちます。イメージの源泉も正反対の彼らの創作=行為によって表れる、重ねられた絵具と残された木くずは、美術家が持つ内なる衝動の痕跡といえるでしょう。内側から突き動かされる制作行為は作家を作品へと没入させ、純度を高めた感性が現れます。
かつて前橋の画家・田中恒は、「その人の赤裸々な真実が現れたとき、そこに芸術がある」と言いました。本展では地域ゆかりの現役作家とともに、田中恒をはじめとするアーツ前橋所蔵作品から、感性に制作行為を委ねた画家たちの絵画を展覧します。

○会期:7月22日(金)~9月25日(日)
○開館期間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日
○観覧料:無料

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7557

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●(4)滞在制作事業(群馬ゆかりのアーティスト)募集 ●
アーツ前橋では、前橋市で滞在制作を行う、群馬県にゆかりのあるアーティストを募集します。 
選考を経て決定したアーティストには中心市街地の空きビルをスタジオ兼滞在場所として改修した「竪町スタジオ」に滞在して制作を行っていただきます。

○応募受付期間:平成28年7月11日(月)~8月5日(金) ※当日消印有効
○招聘人数:1名または1組
○招聘時期:平成28年12月1日(木)~12月27日(火)
      ※詳細な日程は、招聘アーティスト決定後に調整し、最終決定します。
○応募対象分野:群馬県にゆかりのあるアーティストであれば、表現の分野は問いません。(アート、ダンス、音楽、映像、工芸、詩など)

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7432

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●(5)まえばしアートスクール計画(第5回) ●
群馬大学とアーツ前橋が連携し、アートマネジメントについて学ぶ講座を開催します。
 
○期日:平成28年7月16日(土) 13時~16時
○会場:シネマまえばし
○内容:「福祉とアート」
○講師:今中博之(スカイプ参加)、三宅優子(アトリエインカーブ)、服部正(甲南大学准教授)
○定員:先着100名
 
※事前申込 問い合わせ先はアーツ前橋まで(027-230-1144)

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7330

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●(6)アーツトピック「リュウゼツランのその後」 ●
前号で紹介したアーツ前橋西側花壇の「リュウゼツラン」ですが、白い花のようなものが姿を現しました。が、しかしこれはつぼみのようです。
最近では、通行人から「いつ咲くんですかね?!」などと声をかけられるようになりました。街中に突如現れた異様な植物は街の人にも気になる存在のようです。

※アーツ前橋フェイスブックで随時更新します
https://www.facebook.com/artsmaebashi/

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●(7)メンバーシップ募集中 ●
 
 年会費:一般会員 2,000円(昨年度までは3,000円)
     ペア会員 3,500円(昨年度までは5,000円)
 主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など

詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113 または事務局まで。

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●(8)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●

こんにちは!アーツ前橋店です!
県内も梅雨入りし、アジサイが見ごろな季節がやってきましたね!
当店のランチタイムでおすすめのスーププレートは今の季節に合わせた冷製スープをご用意しております!
「かぼちゃとベーコン」「じゃがいもとクルミ」のスープを日替わりでご提供しております!
男性人気のハンバーグサンドイッチは、夏限定のサッパリとしたレモンテリヤキソースに仕上げました!

〈新豆到着!!エチオピア産イルガチェフェコンガG1〉
今回ご紹介するお豆はイルガチェフェ地区の中でも特に高品質なお豆を生産するコンガ農協のお豆です!
華やかでローズやバニラなどを感じピーチやアールグレイの印象が広がり余韻が長く続きます!
この機会に最高グレードのお豆のフレーバーとテイストをご堪能ください!

【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi

○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
日曜    11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:吉田)

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●(9)ミュージアムショップ mina ●

今年も夏が近づいて来ましたね~!minaでは、みなさんの夏を楽しく彩る『Tシャツコレクション2016~楽園の島~』開催中です!

■『Tシャツコレクション2016~楽園の島~』
今年もユニークで楽しいTシャツを集めた、Tシャツ展を開催します!2回目となる今年は、奈良県のHANAギャラリーと東京のA/A galleryをメイン会場とする、『T-SHIRT COLLECTION2016~楽園の島~』と連携し、minaはサテライト会場として、県内ではここでしか手に入らない全国のハンディキャップをもつアーティストや前橋近隣で活躍するアーティストのTシャツをコレクション。暑い夏を楽園で過ごすような、楽しく魅力的なTシャツを探しにぜひお越しください!
期間:6月25日(土)~8月30日(火)

■夏のワークショップ
<その1>「缶バッチ作家になろう!ワークショップ」
小さな缶バッチの中に、どんな何を描こうかな。自分の描いた作品で缶バッチを作ります。

○日時:8月6日(土)11:00~15:00(随時)
○参加費:500円〔申込不要〕

<その2>「ステンドグラスでフォトフレームを作ろう」
ステンドグラス作品を作っている工房集をお招きして、ステンドグラスのフォトフレームを作ります。好きな色や形を組み合わせて夏休みの思い出を飾るフォトフレームを手作りしてみませんか。ロブソンコーヒーさんの美味しいドリンク付き♪

○日時:8月21日(日)①11:00~13:00 ②14:30~16:30
○参加費:4,500円(ロブソンコーヒーのドリンク付)
お申し込み:事前予約をお願いします。

お問い合わせ TEL:027-289-8094
※ご案内したイベントの会場は全てminaです。

【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:千木良)

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●(10)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.33 ●

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今月は前回に引き続き、『金と芸術−なぜアーティストは貧乏なのか?』を取り上げます。前回は導入部として、同書が経済学者でありアーティストである著者の立場から論考を進めている点と、著者を投影した人物を同書に設定し、体験談を語らせていることを紹介しました。500頁以上もある文字だらけのこの本をお勧めする上で、まず押さえておきたいポイントのひとつです。そして全体の構成として、パラパラとめくってみると、強調されている文がいくつも見られます。そのなかには「テーゼ〇〇」と書かれているものがあり、これは経済学者としての分析と、アーティストしての体験談を交えたフィールドワークに基づき、芸術界の現状を捉えた107のテーゼを表しています。一読して、この箇所を注視していくだけでも、同書が意欲的な論考に取り組んでいることがわかるはずです。もうひとつ、同書は欧米諸国のリサーチに基づくものであり、論旨は欧米諸国における芸術の経済を分析することですが、日本の美術業界で生活している筆者が読んでも、ここで明らかにされていることからアレックスの体験談に至るまで、国内状況と非常に酷似している点が散見できます。なかでもこの論考の優れている点は、芸術の「神聖さ」について見逃さなかったことです。同書では芸術が神聖さを帯びる要因を多角的に分析しながら明らかにしています。芸術が神聖であるとは一体どういうことでしょうか?幾つか記されている要因のなかでもっとも身近な要因を紹介すると、芸術が「縁遠くて役に立たない」ものという見方をされ、この要素は「最終的には芸術の神聖さを増すものである」としています。つまり日常生活の中で機能的でないが故に必要に迫られないもの、つまり贅沢なものの典型として受け止められているということです。筆者も「自分なんかが〇〇の絵を買ってもいいのかと思ってしまう」、「私は絵を買うような身分ではない」という言葉を聞くことがあります。これは贅沢なものであるが故に自分には手が届かないという意味で使われていますが、果たして本当にそうでしょうか。少し論点が変わっていくように感じられるかも知れないので注意して読んでいただきたいのですが、海外の有名なオークションで絵画1点が何億という高値が付いたという話題を耳にする反面、画廊で販売される絵画や彫刻などの美術作品のすべてが高級車1台、マイホーム1軒分というわけではありません。
つまりここに大きな矛盾が生じます。一般的に芸術品が高価であることを前提として理解されることで多くの芸術家予備軍を生み、一方で実際勇気を出して画廊に一歩足を踏み入れれば、すべてがすべて手の届かない金額ではない。また手の届く金額で販売されている作品の裏には、その作品を作ったアーティスト=人がいるということです。供給過多でありながら需要が少ない。このことによってアーティストと呼ばれる職業に従事する人々の大きな格差が生じているということを、同書ではさまざまな角度から分析を行い露わにしています。そしてこの露わにされたものが、芸術が神聖であるという神話なのです。今回のコラムでは少々読みづらい言い回しが多くなってしまいましたが、同書で書かれる芸術の「神聖」さというのがどういうものなのか、そこに注視して読み進め、理解しようとするとたちまち全体像と細部が読解できると思います。4月号のコラムで紹介した『アーティストのためのハンドブック』を読んで物足りなく感じた方はぜひお試しください。

(了)

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