アーツ前橋

ラーニング

アーティストインスクールパイロット事業【報告】

 ■事業概要
アーティストが市内の学校へ出向き、ワークショップや授業を行います。将来の地域や文化を担う児童・生徒たちとアートや学校にある魅力を通じて交流することで、そこから新たにその学校、日常、社会について共に考え、発見していくことを目指していきます。美術や図工だけでなく他教科や他分野とも連携しながら実施する、アーツ前橋初の試みです。今年度は、パイロット事業として実施することで記録と検証を行い、次年度以降の事業や広報に活かしていきます。

*本ページでは、学校で行う事業の紹介をしています。一般の方はご参加いただけませんので、予めご了承ください。

■今年度の実施予定校及び概要
(1)群馬県立勢多農林高校 × ジル・スタッサール
日時:1/11(水) 13:30~15:20の2コマ
対象:フードスケープ展のオリジナルサンドイッチの生産者の1つである農業部の学生10名
   フードデザインコースの学生5名程度
内容:今回のサンドイッチのコンセプトやこれまでのアーティストの活動を紹介するトークとワークショップを実施。ゲストに同じサンドイッチの生産者の一人である農カフェの岩田紀子氏も参加。12/12に学生は来館し、展覧会を鑑賞しました。
 gilles
ジル・スタッサール/Gilles STASSART
アーティスト、料理人。1967年フランス、ヴェズレー生まれ。
伝統的なフランス料理界において、現代アートと料理の新たな関係を提案し続けるジャーナリスト、文筆家でもある。1998年から2007年、フランスの美術雑誌『Beaux Arts Magazine』にキュリナリー・アート欄を提案すると共にすべての記事の編集を手掛ける。主な著書に、『ムノーとギッシンジャー 対話』(2000年、Woodstock Edition)、『600℃』(2012年、Éditions du Rouergue)などがある。2005年から2008年にはヴィトリー・シュール・セーヌ市立現代美術館 Mac/val のレストランLe Transversalのアートディレクターを務め、 2009年から2011年には、パリ市現代美術館パレ・ド・トーキョーの屋上にローラン・グラッソによりデザインされた期間限定レストランNOMIYAのシェフを務めた。近年は、映画『Inside Fried Chicken』をパリと前橋を拠点に制作中。
http://gillestassart.com/

 

(2)前橋市立月田小学校 × 石坂亥士
日時:1/19(木)、1/26(木) 10:45~12:20の合計4コマ
対象:2年生11名。他の学年や保護者も部分的に参加予定です。
内容:既存の2年生の楽器を作る図工の授業に、アーティストが参加。アーティストの生演奏を聞き、世界各国の楽器に触れて体験することから発想を広げ、身近な材料でオリジナルの楽器を創作します。最後は、作った楽器で即興ライブ(演奏会)をひらきます。
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石坂亥士/いしざか・がいし
神楽太鼓奏者、踊るパーカッショニスト。1971年群馬県桐生市生まれ。
日本の伝統芸能の中に脈々と流れる日本のスピリットを追求し、神楽太鼓、和太鼓、銅鑼、アフリカンドラム等を使った演奏活動を展開。94年より、地元桐生の神楽師として、太々神楽広沢連中に在籍。打楽器と身体の動きで言葉なしで会話するような演奏は、子どもから大人まで観るもの聴くものを惹きこんでやまない。アーツ前橋「表現の森 協働としてのアート」(2016/7/22-9/25)では高齢者施設で打楽器のリズムを通じて利用者と交流し、記録映像と使用した楽器を展示した。また、都内を中心に多数の学校を訪れ、子どもたちとワークショップを行っている。
http://www.dragontone.org/

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■事業報告

平成28年度アーティストインスクール報告書(pdf、3.13MB)

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■報告映像

平成28年度アーティストインスクール ダイジェスト映像

ジル・スタッサール × 群馬県立勢多農林高校(平成28年度アーティストインスクール)

石坂亥士 × 前橋市立月田小学校2年生(平成28年度アーティストインスクール)

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*本事業は宝くじの助成金で実施いたしました。

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>> H29年度のスクールプログラム(学校連携事業)はこちら

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