アーツ前橋

展覧会

新収蔵作品展/コレクション+ 女性アーティスト、それぞれの世界

2025.07.19 - 2025.08.26

アーツ前橋の所蔵作品による2つの展覧会を開催します。1階では、2022~24年に収蔵した作品(絵画、書、版画)をお披露目します。地下1階では、一部新収蔵品も加えながら、当館が所蔵する、女性アーティストの作品(絵画、彫刻、写真、映像)をまとめて展示します。今日、目覚ましい活躍を見せている女性作家たちをご紹介するとともに、彼女たちを当館が積極的に収蔵してきた経緯についても触れます。さらに、本展では、現在注目すべき女性作家、白井ゆみ枝、津野青嵐を招聘し、その世界を広げることを試みます。

【開催概要】

会  期 2025年7月19日[土]-8月26日[火]
開館時間 午前10時-午後6時(入場は午後5時30分まで)
休  館  日 水曜日

新収蔵作品展
会  場 1階ギャラリー
観  覧  料 無料

コレクション+ 女性アーティスト、それぞれの世界
会  場 地下ギャラリー
観  覧  料 一般500円、学生・65歳以上・団体(10名以上)300円、高校生以下無料
     *障害者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
     *7月21日[月・祝]「海の日」、8月9日[土]「多様な学びの日」は無料

主  催 アーツ前橋
後  援 上毛新聞、群馬テレビ、FM GUNMA、まえばしCITYエフエム、前橋商工会議所

デザイン:アルクタコ

【関連イベント】

学芸員によるギャラリートーク

日  時 7月26日[土]、8月16日[土]午後2時-3時
会  場 アーツ前橋ギャラリー
定  員 どなたでも(未就学児は保護者同伴)
参  加  費 無料
*当日の観覧券をご提示ください。

おしゃべりアートデイズ
アーツナビゲーターとともに、気づいたことや感じたことなどおしゃべりしながら鑑賞するプログラム。展示中の2作品を鑑賞します。所要時間40分。
日  時 8月9日[土]午後2時-
会  場 アーツ前橋ギャラリー
定  員 5名程度(事前申込)
参  加  費  無料
*当日の観覧券をご提示ください。
申込方法 専用フォームからお申込みください(7/1より申し込み開始)

版画ワークショップ
本展出品作家を迎え、版画のワークショップを行います。所要時間3時間程度。
日  時 8月11日[月・祝]午後1時30分-
会  場 アーツ前橋スタジオ
講        師 道又蒼彩
定  員 10名程度(小学生以上、事前申込)
参  加  費  無料
*観覧券をご提示ください。
申込方法 専用フォームからお申込みください(7/1より申し込み開始)

 

【本展の見どころ】

その1
2022~24年度に収蔵した作品を一挙公開します。美術館が収蔵した作品は市民の財産で、みなさんにお披露目することは館の使命です。この3年間に新たに収蔵した作品をお披露目します。

出品作家:大澤竹胎、木津本麗、多胡宏、松山智一、道又蒼彩、森本啓太

大澤竹胎《蛙「ぎやわろっ」》1949年以降 アーツ前橋蔵

多胡宏《星の浮く風景:麦とトウモロコシ》2023年 アーツ前橋蔵

道又蒼彩《idleness》2023年 アーツ前橋蔵

その2
コレクション展は女性アーティストを特集します。アートの世界で女性の活躍はもはや当たり前でしょう。アーツ前橋のコレクションにおいても女性アーティストの作品が年々増えています。それらを一堂に展示すると、どのような世界が広がるでしょうか。みなさんの目で確かめてください。

出品作家:イケムラレイコ、石内都、アンナ・ヴィット、上田幸子、岡田菜美、片山真理、川内理香子、木原千春、幸田千依、ティタ・サリナ、塩原友子、鈴木のぞみ、高畑早苗、田村尚子、津上みゆき、寺村サチコ、林麻依子、ワプケ・フェーンストラ、フカミエリ、ケレン・ベンベニスティ、松川朋奈、三宅砂織、三輪途道、村上早、やなぎみわ

川内理香子《snow white》2023年 アーツ前橋蔵

田村尚子《La Forêt de Sologne #04 La borde-Excursion-街へ》2008/2010年 アーツ前橋蔵

三宅砂織《Garden(Potsdam)》(49分)2019年 アーツ前橋蔵

その3
コレクション+(プラス)のタイトルどおり、所蔵作品に加えて、2人のアーティストが参加します。白井ゆみ枝は刺繍による作品を展示します。それらは図案にとらわれず手指の動くまま、圧倒的な密度で糸やビーズが縫い込まれています。3Dペンで制作した作品で注目された津野青嵐は、ベッドでの臥床生活になった祖母のために”オーダーメイド”した衣服を出品します。

 

白井ゆみ枝(しらい・ゆみえ)
1977年長野県上田市生まれ。画家・アーティスト。大型の油彩作品を使用して、場所の特性を生かしたインスタレーションの展示を行う。またワークショップなど、子どもたちとの活動にも力を注ぐ。これらの活動に並行して長年制作を続けてきた布と糸、ビーズによる立体作品の発表も行っている。主な活動に、2024年 個展「うごめき 息づき ころがっていく」(千曲市アートまちかど、長野)、2023年 個展「指の先からやってくる」(アノニム・ギャラリー、長野)、2018年 VOCA展(上野の森美術館、東京)、2017年 個展「上田全天氣候展」(上田市美術館、長野)など。また、舞台美術として、2018年 演劇「鹿踊りのはじまり」へ参加。

撮影:服部芽生

津野青嵐(つの・せいらん)
1990年生まれ。アーティスト・ファッションデザイナー・看護師。看護大学を卒業後、精神科病院で約5年間勤務。病院勤務と並行して「coconogacco(ここのがっこう)」で学ぶ。2018年、欧州最大のファッションコンペティション“International Talent Support” にてファイナリストに選出され、3Dペンで作った服が注目される。2019年「当事者研究」発祥の地である北海道「浦河べてるの家」(精神障害当事者等の地域活動拠点)に勤務(2022年退職)。現在は東京工業大学修士課程にて、衣服制作を通したアートベース・当事者研究を実践しながら「ファット」な身体との付き合い方を研究。文藝春秋・『文學界』(月間)にてエッセイ「ファットな身体」を連載中。

 

 


お問合せ
アーツ前橋
tel 027-230-1144
fax 027-232-2016
https://artsmaebashi.jp/

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