[メールマガジン] vol.31(バックナンバー)
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アーツ前橋 メールマガジン vol.31
2016年6月6日発行
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日増しに日没時間が伸び、確実に季節が夏に近づいているのを感じますね。
6月9日からは新しい展覧会が始まりますので、ぜひアーツ前橋へお越しください。
本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!
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● INDEX ●
(1)イベントカレンダー
(2)新収蔵作品展2016が始まります
(3)まえばしアートスクール計画
(4)アーツトピック「リュウゼツラン開花?!」
(5)メンバーシップ募集中
(6)まちフェス2016 参加企画募集!!
(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI
(8)ミュージアムショップ mina
(9)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.31
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●(1)イベントカレンダー ●
■学芸員によるギャラリーツアー
○日時:6月11日(土)14時~
○会場:アーツ前橋 ギャラリー1
○参加費:無料〔申込不要〕
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=147
■おはなしの会&アーティストトーク
○日時:6月18日(土)14時30分~
○会場:アーツ前橋 交流スペース
○内容:大きな絵本「やまどりのゆめ」の読み聞かせ
やまどりのゆめ発案者(彫刻家:池田政治)によるトーク
○出演者:田子智代、Kuku、池田政治
○参加費:無料〔申込不要〕
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=147
■おしゃべりアートツアー
○日時:7月2日(土)14時~
○会場:アーツ前橋 ギャラリー
○参加費:無料〔事前申込〕
○対象:高校生以上
○定員:10名
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=147
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●(2)新収蔵作品展2016が始まります ●
アーツ前橋では、地域ゆかりの作家や、展覧会などアーツ前橋の事業に参加した作家などを中心に作品を収集しています。2015年度は新たに彫刻家の池田政治、三谷慎、人形作家の伊藤三枝や、2015年にアーツ前橋にて個展を開催した小泉明郎の映像作品を収蔵しました。本展ではこのほか、これまでの開催事業から石内都、伊藤存など2014~2015年度にかけて収蔵した作品も展覧します。この機会にぜひ、アーツ前橋へお越しください!!
○会期:6月9日(木)~7月12日(火)
○開館期間:11時~19時まで(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日
○観覧料:無料
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=147
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●(3)まえばしアートスクール計画 ●
群馬大学とアーツ前橋が連携し、アートマネジメントについて学ぶ講座を開催します。
・第4回
日時:平成28年6月19日(日) 13時~15時30分
会場:アーツ前橋 スタジオ
内容:「食とアート」
講師:森岡祥倫(東京造形大学教授)、中山晴奈(アーティスト)
定員:先着50名
・第5回
期日:平成28年7月16日(土) 13時~16時
会場:シネマまえばし
内容:「福祉とアート」
講師:今中博之、三宅優子(アトリエインカーブ)、服部正(甲南大学准教授)
定員:先着100名
※いずれも事前申込 問い合わせ先はアーツ前橋まで(027-230-1144)
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7330
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●(4)アーツトピック「リュウゼツラン開花?!」 ●
アーツ前橋西側の花壇にある多肉植物。この植物の中心から天に向かってニョキニョキと日増しに伸びていく茎。調べたところ、どうやらこの植物は数十年に一度しか花を咲かせないという「リュウゼツラン」です。どこまで成長を続けるのかわかりませんが、残念ながら結実後は枯れてしまうようです。この貴重なタイミングを逃すわけにはいきませんよね。ぜひアーツ前橋へ見に行きましょう!!
※アーツ前橋フェイスブックで随時更新します
https://www.facebook.com/artsmaebashi/
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●(5)メンバーシップ募集中 ●
年会費:一般会員 2,000円(昨年度までは3,000円)
ペア会員 3,500円(昨年度までは5,000円)
主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など
詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113 または事務局まで。
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●(6)まちフェス2016 参加企画募集!!●
10月28日(金・群馬県民の日)~30日(日)の期間に「前橋まちなか文化祭2016(通称:まちフェス2016)」が前橋中心市街地で開催されます。前橋まちなか文化祭実行委員会では、この「まちフェス2016」を盛り上げる企画事業を広く募集しています。音楽演奏、演劇公演、作品展示、トーク、上映会など、形態は自由ですので、是非ご応募ください。
私たちと一緒に魅力溢れるまちフェスをつくりましょう!!
○応募締切り
6月17日(金)17:00必着
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7273
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●(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●
最近は、ポカポカな日が続いてもう夏も近いのでは!?っていう感じの陽気ですね☆当店も最近は、“アイス系”のドリンクを頼まれる方が増えておりますが、自慢のスペシャリティコーヒーも続々と新豆が入荷しております!
★〈新豆到着!! “カングヌ” ケニア産〉★
桃のようなジューシーさとベリーが印象的。黒糖を感じさせる甘みも特徴です。カングヌ農協は1970年に創設されたファクトリーです。ここでは気候条件により年2回の収穫があり、主に一般的なアラビカ種がメインです。収穫後のチェリーはカングヌ川の水源を利用したディーゼルエンジンのパルパー(果肉除去機)にかけ、洗浄を行ったあと乾燥テーブルに運ばれ、等級ごとに選別されます。
【スペシャルティコーヒー】
ロブソンコーヒーでは世界中の美味しい旬のコーヒーが続々入荷しております。コーヒー本来のフルーツの様な甘味を感じていただけるように焙煎されたコーヒーを感じてみませんか?
・『本日のコーヒー』¥450-
【コーヒータイムセット!!】
14:00~17:00の時間帯のみ、コーヒーとセットでロブソンコーヒー自慢のスイーツがお楽しみいただけます!
・『コーヒー屋のフレンチトースト』と『ドリンク』で¥1,150-
・『本日のケーキ各種』と『ドリンク』で¥770-と、リーズナブルでお気軽にコーヒーとスイーツをお楽しみいただけます。この時間帯を是非お見逃しなく!!!
皆様のご来店心よりお待ちしております!お気軽にお立ち寄り下さいませ!
【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi
○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
日曜 11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:吉田)
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●(8)ミュージアムショップ mina ●
春が来たと思ったら、もうすぐ梅雨入りの季節ですね。梅雨の休日はゆっくり自宅で読書…という方も多いのでは?という事で、今回は新しく入荷した本をご紹介します。
『Swingy days』NPO法人スウィング ¥1,400+税
NPO法人スウィングは、京都にあるNPO法人。「障害福祉」の枠を超え、障害の有無を超え、既成の概念に疑問符を投げかけながら、様々な取り組みと発信を続けています。障害者が「感動ポルノ」(障害者が健常者のやる気を起こさせる特別なモノとして扱われる社会状況に対して、故ステラ・ヤング氏が提唱した批判の言葉)として消費される世相に対し、ユーモアを武器に挑戦する「24時間テレビの真逆らへん」。めちゃめちゃシュールだったり、くだらない日常だけど、そこには“生きる”力強さがあります。
『ものつくる手』クラフト工房La Mano ¥800+税
当店ではオープン当初からお付き合いのある、草木染め、織り、刺繍などのクラフト制作やアート活動をしている東京町田市の工房。元々はクラフト制作のみでしたが、お仕事として表現活動を始めて丸10年。表現を仕事にすることへの思い、様々な試行錯誤、制作過程、作品が詰まっています。暖かで穏やかな工房の雰囲気が感じられる1冊です。
『田中青坪 永遠のモダンボーイ』展覧会図録 ¥2,000+税
期間中、ご好評いただいた田中青坪展図録。展覧会を見逃してしまった方や、もう一度作品を見たい!という方は、ぜひ。
【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:千木良)
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●(9)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.32 ●
先月はアーティストのための自己啓発本を通してアーティストの実生活へ近づけるのではと紹介しましたが、あれだけではやや消化不良です。そこで本当は先月取り上げたかった、創作と実生活の狭間で不安を抱えたアーティストの現状を伝える一冊を紹介します。
ハンス・アビング著/山本和弘訳『金と芸術−なぜアーティストは貧乏なのか?』(グラムブックス、2007年)は、ヨーロッパからアジアまで各国を取材し、アート業界全体に蔓延するコストの分配について明らかにしていきながらアーティストの実情に迫ります。タイトルを見ただけでも、前回コラムで紹介した書籍よりも、生々しい話になることが想像できます。一読すると、取材数や引用されている事例が多いことや出典元が明らかなのはマナー通りですが、この本に最大の説得力を持たせているのは、著者がアーティストであり且つ経済学者であるという経歴です。
著者が「10階から眺めてみる」という姿勢で同書に取り組み、専門知識と経験から綴る言葉からは、隣の部屋から見る程度の前回の書籍よりも的確な分析が読み取れます。経済学と芸術の両面からの実証に基づく分析といえますが、この本のミソは、まさに前述のフレーズに集約されるように、アレックスという名前で、その両面に立つ著者を別称で登場させ、さらにハンス・アビングという著者がその状況を俯瞰して論考を進めている点です。たとえば、経済学の知識によって芸術を分析しても、アーティストの立場から自論ばかりを語れば、ともすると偏狭な世界の限られた人の苦労話になりかねません。しかし小説のように、別の名を与えた自身をこの論考の中に置くことで、ここで実証されていることもより身近な現実的問題として迫ってくるのではないでしょうか。頁数も多く、専門書であることには変わりないので、各章の冒頭に登場する「アレックス」や「アレックスの友人の…」などの経験談に注視していくと興味をもって読み進めることができるのではないでしょうか。
次回は同書の内容について詳しく紹介したいと思います。
(続く)
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