開催決定! 第7回まちほけチャンネル  ~それぞれの自分らしい表現~


2021年7月、群馬県前橋市の商店街に「まちのほけんしつ」がオープンしました。

「まちのほけんしつ」は、ひきこもり不登校を支援するフリースペース「アリスの広場」と、LGBTQ支援団体「ハレルワ」が一軒のビルを借りてリノベーションを行い、自分たちの手で居場所を作ろうと始まった活動です。そこにアーツ前橋・コミッションアーティストの滝沢達史が加わり、2019年から場作りを行っています。

2020年のコロナ感染症感染拡大を受け、その場に集まること、場には来れないけど興味がある人、様々な状況におかれている人と共有できるツールとして、「まちほけチャンネル」を始めました。場に集まることが難しくなった今、生きづらさを抱えている人たちに向けて今年も多彩なゲストをお招きし、心地よい場づくりについて考えていきます。

「まちほけチャンネル」では、「まちのほけんしつ」を推進するアリスの広場代表・佐藤真人、ハレルワ代表・間々田久渚、そして、アーティスト・滝沢達史の3人がホストとなり、社会問題から趣味の話まで、飾りのないよもやま話を、多彩なゲストを招いてお届けします。

今回は、滝沢がかねてよりお呼びしたいと思っていたアニメーション作家の松本力さん、音楽家のVOQさんをお招きし、「まちほけチャン」初の音楽と映像のライブ配信を行います。

松本力さんにはトーク前日にアリスの広場にお越しいただき、アリスの若者たちとの交流の時間を持ちます。トークでは、その様子なども振り返りながら、松本さんの表現についてお話を聞きたいと思います。

松本さんと長く活動を共にする音楽家のVOQさんにはトーク当日に参加してもらい、その後はお二人のライブパフォーマンスを生配信いたします。アリスの広場やハレルワには表現活動に興味のあるメンバーも多くいます。ぜひこの機会に、松本力×VOQの世界観に触れてみてください。

コロナの影響がまた強くなってきていますので、トークもライブもオンライのみとなってしまいますが、ぜひ貴重な機会をお見逃しなく!

スピーカー、出演者プロフィール

松本力 (まつもとちから)

1967年東京生まれ在住。1991年多摩美術大学美術学部デザイン科GD専攻卒業。コマ割りのドローイングによる映像作品を制作。2002年より、オルガノラウンジや音楽家・VOQとのライヴ活動を継続、手製映像装置「絵巻物マシーン」によるアニメーションワークショップ「踊る人形」を学校や美術館、滞在先で行う。近年の展覧会に「アブラカダブラ絵画展」(市原湖畔美術館/2017)、「邂逅の海―交差するリアリズム」(沖縄県立博物館・美術館/2018)、「本の話,、本の町」(港まちづくり協議会/名古屋/2018)、「さよならをいって、それからであう旅」(横浜市民ギャラリーあざみ野/2019)、「記しを憶う-東京都写真美術館コレクションを中心に」(東京都美術館/2019)、「第13回恵比寿映像祭」(東京都写真美術館/2021)などがある。現在、女子美術大学ヴィジュアルデザイン科及び同短期大学美術コースと創形美術学校の非常勤講師を兼任する。
http://chikara.p1.bindsite.jp

 

VOQ(ぼっく)

音楽家。群馬県高崎市出身。エレクトニカバンド オルガノラウンジのボーカルとして活動、国内外での公演、アニエス・ベーパリコレクションへの招聘、細野晴臣氏からのレコメンドなど。アニメーション作家 松本力氏とは長年にわたり活動を共にしている。2018年PROGRESSIVE FOrMより1st「YONA」2nd「VEILS」をリリース。
http://www.organ-o-rounge.org/voq/
https://soundcloud.com/voqqov

 

まちほけチャンネル 主催者

佐藤真人(さとう まこと)

NPO法人 ぐんま若者応援ネット(フリースペース アリスの広場)代表。1982年生まれ。中学1年の6月から不登校となり、以後6年間不登校・ひきこもりとなる。その時、バクの会とパスの会、2つのフリースペースのお世話になる。
17歳で大検予備校(現高卒認定試験)に通い始め、20歳で埼玉工業大学に入学、その後、明治大学大学院へ進学。卒業後、就職先の厳しさに耐えられず半年で退職・再び挫折。28歳で再びパスの会の各種お仕事体験で自信を取り戻し、若者サポートステーションのお世話にもなり再就職・社会復帰する。
2014年から自分の体験を元に不登校やひきこもり、ニート等の若者の居場所「アリスの広場」を開く。(今回はお休み)

間々田久渚(ままだ ひさな)

セクシュアルマイノリティ支援団体 ハレルワ 代表
1991年生まれ。幼少期より自身の性や性的指向に疑問を抱きつつも、当時はLGBTという言葉もないため周囲や大人に相談できない子ども時代を過ごす。群馬大学で教育と美術を学び、在学時より男性としての社会生活を送るために、周囲へのカミングアウトや男性ホルモン注射等の治療をスタートしていく。卒業後、公共施設を管理運営する民間企業に入社、広報や経理を担当する。社会人2年目の年にハレルワが主催するLGBTの交流会に参加するようになり、2016年12月から同団体の代表に就任。
心と身体の性が一致しないトランスジェンダーの当事者であることをオープンにし、LGBTの居場所づくりと講演活動を行う。

滝沢達史(たきざわ たつし)

アーティスト/多摩美術大学油画専攻卒。東京都特別支援学校にて知的障害児への美術教育に携わった。以後、越後妻有トリエンナーレなど国内の芸術祭にて、土地との関わりを着想に表現を行っている。また、近年では子どもの主体性に任せた学校作りなど、試験的な教育活動にも取り組んでいる。

 

開催日時

日時:2022年2月13日(日)
第1部 トーク 15:30~17:00
スピーカー:
松本力(絵かき、映像・アニメーション作家)
VOQ(音楽家)
滝沢達史(アーティスト/アーツ前橋表現の森)
間々田久渚(ハレルワ)
司会:天羽絵莉子(アーツ前橋表現の森プロジェクトコーディネーター)
配信方法:オンライン配信 https://youtu.be/ulL-gZt8NZg
参加費:無料 ※事前申込不要

第2部 映像と音楽のライブ 18:00~19:00
出演:
松本力(絵かき、映像・アニメーション作家)
VOQ(音楽家)
撮影・配信:木暮伸也、岡安賢一
配信方法:オンライン配信 https://youtu.be/4WL6rysMQT8
参加費:無料 ※事前申込不要

※出演者やプログラム内容等は、やむを得ない事情により変更になる場合がございます。
主催・制作:まちのほけんしつ(アリスの広場✕ハレルワ)、滝沢達史
共催:アートによる対話を考える実行委員会
協力:アーツ前橋、Maebashi Works
助成:令和3年 文化庁 地域と協働した博物館創造活動支援事業
お問い合わせ先:まちのほけんしつ
メール:infomachihoke@gmail.com

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