アーティスト・イン・スクール (9) 2018.2.13~2.16


20180213AIS 35日目

日時   2018213[] 8:50~12:20
場所   桃川小学校図工室
参加者  中島

アーティスト・イン・スクール35日目!今日は1~4時間目まで5年生の授業で、カラー版画。

図工の課題を見ていると、ついつい自分が小学生だった20年以上も前のことと比べたくなる。キット教材の雰囲気とか、あんまり変わっていないことも多いが、なぜか冬の風物詩になっている4~6年生の彫刻刀ラッシュを見ていてハッとしたことがある。噂には聞いたことががあったのだけど、本物を見たことがなかった「安全ガード付き彫刻刀」である。彫刻刀の先に、手などが切れないように安全ガードがついているのだ。安全ガード付きの彫刻刀があると言うことを初めて聞いたときは、心底驚いた気がするが、なんだか慣れてしまった。しかし、安全ガードがついた彫刻刀とは言え、自分の体に向けて彫っている様子を見て、本当の安全とは何か、考えてしまった。

20180201AIS 36日目

日時   2018214[] 10:30~15:05
場所   桃川小学校図工室
参加者  中島、小田、岡安

アーティスト・イン・スクールの36日目!先々週のスチール撮影に続き、本日は動画撮影。24,11日も南橘公民館で撮影してくれた岡安賢一さんに来ていただいた。撮影は3年生と4年生。水曜日は図工の授業がまとまっていて、肖像権への配慮を考え、先生方と相談の上、撮影日といて選んだ。桃川小に限らず、肖像権承諾はとてもデリケートな問題を多く孕んでいる。肖像権などワークショップや協同のプロジェクトを行う上で知っておく必要がある法律や問題については、来年度専門家を交えて研究会を開きたいと考えている。

さて、3,4年生の両クラスとも、ワークショップに来てくれた子どもたちがいて、岡安さんとのコミュニケーションも弾んでいた。話を横で聞いていると、ワークショップの時になにやら映画を撮ったらしい!?気になる。

やはり子どもたちはカメラの存在が気になるようだった。カメラマン岡安さんの怪しいヒゲ姿もそうだが、おそらくあまり家にはないプロの撮影機材にも興味津々のようだった。

20180215AIS 37日目

日時   2018215[] 13:50~15:20
場所   桃川小学校図工室
参加者  中島

アーティスト・イン・スクールの37日目!4年生の版画の続き。パンダの絵を掘っている男の子が三角刀で版木をギザギザと引っ掻くように使っていた。説明書に記載されているような使い方ではなかったため、一声かけてみると、そうすることでパンダの毛のフサフサ感が表現できるんだとか。いい感性をしているなあ。

20180216AIS 38日目

日時   2018216[] 8:50~10:25
場所   桃川小学校図工室
参加者  中島

アーティスト・イン・スクールの38日目!図工室では、大きな作業テーブルに4~5人ほどで班をつくるように座る。すると近くの同級生の作品とモチーフが似通ったり、構図がそっくりだったりと、ダイレクトに影響を受けることがある。それはテストでいうカンニングのような、ただ自分で考えずにパクる、と見られてしまう側面もあるのかもしれないけれど、周りの同級生と影響を与え合っているとも取ることができる。そもそも図工の授業では、図案のための資料として、図鑑やインターネットで検索された図像を使っていることが多いのだから、何がオリジナルと呼べるのか、というのは慎重に考える必要があるだろう。

(執筆・編集・投稿=中島佑太、撮影=木暮伸也)

Page Top
×