自治会長とのソーシャルディスタンス打ち合わせ


日時:2021120[水] 10:00~11:30
場所:南橘団地自治会室
参加
スタッフ:平澤清剛(南橘町自治会長)、中島佑太、今井朋(アーツ前橋)

昨年度まで表現の森のプロジェクトの一環として私たちは南橘町の夏祭りや子ども育成会のクリスマス会など、地域のイベントに参加してきた。2020年度はコロナの影響により、いずれのイベントも中止となったため、住民たちとの交流の場がまったくなくなってしまった。そんな中、お祭りが中止になったことをわざわざ自治会長さんがアーツ前橋まで知らせにやってきてくれた。

自治会長さんのお話では、お祭りごとだけでなく、南橘町で行われている普段のプログラム(ピンシャン体操、グランドゴルフ、卓球クラブ、スマイルボーリング、生き生きサロンなど)の多くが中止になっており、団地住民の中でこのコロナ禍においては、特に高齢者は孤立している状況にあるという。そこで、まずは自治会長さんに現状の南橘団地が抱える課題についてヒアリングすることで、今後のプログラムの可能性を一緒に考えることにした。

南橘団地には約150人の独居高齢者(70歳以上)が住んでいる。南橘団地はここ数年で、古い住居建物が取り壊され、新しいエレベーター付きの建物が建てられた。独居高齢者を優先的に新アパートに転居させている。70歳以上の高齢者には必ず担当の民生委員さんがいるが、コロナの影響により実際に会うことの難しい高齢者も多いという。実際に昨年は高齢者の孤独死の事例が発生するなど、独居高齢者が今までよりもさらに孤立する状況が団地内に生まれているため、こうした高齢者へ向けたプログラムについても今後考えてもらえると良いかもしれない。とのこと。

(執筆=中島佑太/今井朋、編集・投稿=中島佑太)

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