アーツ前橋

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[メールマガジン] vol.12(バックナンバー)

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アーツ前橋 メールマガジン vol.12

2014年10月28日発行

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秋の展覧会「服の記憶 ― 私の服は誰のもの?」オープンしました!
また、アーツ前橋は10月26日で1周年を迎えました。
これまでに来館していただきました皆さまをはじめ、サポーターの皆さま、メンバーシップ会員の方、多くの作家の方々など、様々な形で当館を支えて下さった皆様に心より感謝申し上げます。
2年目のアーツ前橋も、よろしくお願いいたします。

本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!

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● INDEX ●

(1)イベントカレンダー

(2)服の記憶 ― 私の服は誰のもの?

(3)片山真理滞在制作

(4)アートスクール2014 ~アートでつなぐ ひと・もの・こと 講座シリーズ

(5)アーツ前橋サポーター活動中!~服の記憶編その2~

(6)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI

(7)ミュージアムショップ mina

(8)アートのとびら by 住友館長 vol.14

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●(1)イベントカレンダー ●

■11月8日(土)
○服の記憶展 FORM ON WORDS ファッションショー

■11月9日(日)
○服の記憶展 FORM ON WORDS ファッションショー

■11月15日(土)
○服の記憶展 学芸員によるギャラリーツアー
○第2回アートスクール2014 講師:なおやマン
○SOTREワークショップ@ミュージアムショップmina

■11月22日(土)
○服の記憶展 学芸員によるファミリーギャラリーツアー

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●(2)服の記憶 ― 私の服は誰のもの? ●

デザイナーやファッション産業が作り出す「流行」や「消費」といった枠組みから離れ、「着る」という行為を、個人や他者との関係の中に置き、毎日なにげなく繰り返される「服を着ること」を考えます。

○会期:2014 年10 月10 日(金)~2015 年1 月13 日(火)

○開館時間:11時~19時まで(入館は閉館の30分前まで)

○休館日:水曜日

○観覧料:大人600 円(400 円)、学生・65 歳以上400 円、高校生以下無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(付添人1名まで無料)
※( )内は10名以上の団体料金
*10 月28 日(火)は群馬県民の日のため無料
*11 月29 日(土)は「いい(11)ふく(29)」の日のため無料
*本展会期中割引、以下の条件でご来館の方は、入館料が400 円となります
①ドレスコード割:手作りの服飾品を身につけてきた方
②トワイライト割:開館中の17 時以降に入館された方

○参加作家(五十音順)
青木正一
新井淳一
アンリアレイジ
石内都
シアタープロダクツ
STORE
NIGO
平野薫
FORM ON WORDS

学芸員による鑑賞ツアーやファッションショーなどの関連イベントもお楽しみに。

詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?p=4120

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●(3)片山真理滞在制作 ●

アーツ前橋は、前橋市千代田町2丁目の4階建てのビルを改修し、「竪町スタジオ」を開設しました。
「竪町スタジオ」は作品制作、ワークショップやイベント、展示などを開催するスタジオと住居を兼ねそなえた施設です。国内外から様々なアーティストを招へいし、「竪町スタジオ」を拠点に滞在制作を行ないます。
今回は、群馬県で育ち、現在は東京を拠点に活動するアーティスト・片山真理さんを招へいします。
群馬県にゆかりのあるアーティストの活動を支援するとともに、制作風景を公開することで、多くの人がアートに触れ、より身近に感じてもらいたいと考えています。
今回の滞在は10月28日まで。次回は2月を予定しています。

詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?p=4296

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●(4)アートスクール2014 ~アートでつなぐ ひと・もの・こと 講座シリーズ ●

アートはすこし難しいもの、わからないものと思ってはいませんか?
それは「たくさんの答えがある」というアートの良いところが、逆に私たちを混乱させているからかもしれません。
アートスクールでは、芸術一般だけではなく社会に潜む様々な問題を学ぶことで多様な価値観を会得していきます。
「たくさんの答え」を様々な角度から知ることで、アートに少し近づくきっかけを提供し、さまざまな問いを立てることによってアートを拓いていく連続講座です。
連続受講も1回のみの受講も可能です。

詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?p=4365

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●(5)アーツ前橋サポーター活動中!~服の記憶編その2~ ●

アーツ前橋サポーターとは、アーツ前橋で開催する企画や事業のボランティアでお手伝いをする人たちのことです。
「服の記憶 ― 私の服は誰のもの?」展のうちFORM ON WORDSの作品《ノーテーション》の空間にある白いランウェイには黒い文字が書かれています。
この文字はスタッフとサポーターで一文字一文字ステンシルして完成させました。
5本のランウェイが完成するまでにかかった日数は3日間。みんなで少しずつ細かい作業を進めました。
このように作品制作に携わり、展示が出来上がっていくのを見られるのもサポーター活動の面白さかもしれません。

あなたもサポーター活動を通して、アーツな輪を広げてみませんか?
詳しくは→ http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=194

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●(6)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●

どんどん秋が深まってきて、ホットのコーヒードリンクが似合う季節になりましたね!
今月も美味しいコーヒーをご用意しております!
【今月のお勧めスペシャルティコーヒー】
エチオピア産(イルガチェフ)
紅茶のようなフローラル感とバニラやチェリーのような甘味があり、口に残る余韻が長いところが特徴のコーヒー豆です。この機会に是非お試しください!
コーヒー豆の量り売りも行っております。100g¥690~
秋の長い夜 ご自宅でもロブソンコーヒーの美味しいコーヒーでまったりするなんていかがですか?
【ランチタイム限定サンド】
ご好評いただいておりました、『クロックムッシュ』がランチサンドウィッチに再登場!!まだ召し上がったことのない方、是非この機会にお試し下さい!!
【おいしい情報】
『コーヒー屋のフレンチトースト』¥800
フワとろの食感のトーストにチョコレートソースとミックスベリーを散らし、バニラアイスをのせ最後極めつけは、コーヒー屋らしくエスプレッソをかけてお召し上がりいただく新感覚のフレンチトーストです。是非お試しください!
※フレンチトーストは14時からの商品となります。
【コーヒータイムセットスタート!!】
14:00~17:00の時間帯のみ、コーヒーとセットでロブソンコーヒー自慢のスイーツがお楽しみいただけます!
・『コーヒー屋のフレンチトースト』と『ドリンク』で¥1150
・『本日のケーキ各種』と『ドリンク』で¥770
と、リーズナブルでお気軽にコーヒーとスイーツをお楽しみ頂けます。この時間帯を是非お見逃しなく!!!
皆様のご来店心よりお待ちしております!お気軽にお立ち寄り下さいませ!

(店長:橋爪)

【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
twitter: https://twitter.com/ROBSON_COFFEE
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi

○営業時間:
月曜、火曜、木曜、日曜・・・10時30分~20時30分
金曜、土曜・・・10時30分~22時

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●(7)ミュージアムショップ mina ●

いよいよ新しい展覧会が始まりました!ショップでも、展覧会をより楽しんでいただける関連商品をご用意しておりますので、ぜひお立ち寄りください。

〇展覧会関連商品
石内都氏 写真集『ひろしま』8,000円+税、他
新井淳一氏 評伝『新井淳一 布・万華鏡』4,200円+税、他
ANREALAGE 『A REAL UN REAL AGE 10th BOOK』5,000円+税
青木正一氏 写真集『FRUITS year book』952円+税、他
小野原教子氏『闘う衣服』4,500円+税
などなど、この他にも今展覧会参加アーティストの書籍を多数入荷しております。
さらに店内には、新井淳一氏のストール、STOREのボーダーTシャツ等、展覧会の感動を身につけられる商品もご用意しております。展示に使われているシアタープロダクツの型紙も入荷しました。

〇STOREワークショップ
11/15(土)11~16時
展覧会に参加しているSTOREが『服の行商』を行います。
STOREは旅するように日本全国各地から、シンガポール、バンコク、ロンドン、サンフランシスコなど世界各地でも「服の行商」を行ってきました。初の前橋行商では、「ルビンT―シャツ」をワークショップ形式で販売します。ワークショップでは、上下で縫い合わせたデザインが特徴のルビンT―シャツの上下のパーツを自由に選び、その場で縫い合わせてオリジナルのTシャツを作ることができます。
https://www.facebook.com/events/1494058854175786/
ご参加申し込み・お問い合わせはminaまでお願いします。(027-289-8094)

(店員:千木良)

【商品情報配信中】いいね!よろしくお願いいたします!
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina

○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日

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●(8)アートのとびら by 住友館長 vol.14 ●

美術やデザインは実物を見るのが一番と考える人も多いでしょう。確かに作品を目の前にする体験には特別なものがあります。いっぽうで美術やデザインに関する本には、例えば実物が失われてしまった歴史的なものを資料によって探究し、想像する楽しみもあります。

アーツ前橋にある書棚でひときわ目立つピンクの背表紙の大型本に「世界服飾大図鑑」(2013年、河出書房新社)があります。同書では、イギリスの研究者が先史時代から現代までの服飾史を豊富な図版によって紹介しています。「世界」と言いながら、ヨーロッパ、それもイギリス中心に書かれている点は否定しがたく、眉をしかめるしかありませんが、それでも圧巻な情報量です。

とりわけ見ていて楽しいのは、服自体が残されていない場合に、その時代に描かれた絵画をもとに服装の細部に解説を施しているところです。宗教や貴族のために描かれた絵画を、背景にある意味から引き剥がし、素材や名称を説明しまくっています。写真の登場以前に、絵画が持ち得る情報の多さを物語っています。光や質感を細かく描く技術を凝らした画家たちも、さぞかし喜んでいるでしょう。

さて、現在の私たちは服を語るうえで有名ブランドを中心に流行を云々することが多いわけですが、こうした長い長い歴史を参照するとそれはごく一側面にしか過ぎないという気がします。当館で新しくはじまった「服の記憶 私の服は誰のもの?」は、こうしたもっと幅広い服と私たちの関係性に焦点をあてる展覧会です。古きを知ることは未来を考えることでもあります。前述した「世界服飾大図鑑」を記したキャリン・フランクリンも、こう述べています。「昔の人たちは自らの手で独創的かつ個性的な服をつくり、何年も同じ服を着た。また近所のお針子や仕立屋に頼んで服をあつらえることもあった。サステイナビリティ(持続性)やフェアトレード(公正な取引)の問題がない上に、理想化された身体像とのギャップに悩まされることもないなんて、じつに素敵な話ではないだろうか。」(序文より)

「服の記憶」展は、今最も注目されているデザイナーの新作から、服の原型とも言えるような装飾具までを一緒に並べています。好きだろうが嫌いだろうが、服を着ない現代人は居ません。ファッションに関心がない人でも、自分の着る服がなんらかのコミュニケーションの道具になっているのは否定できません。あらためて、私たちは服を着る動物なのだ、ということを確認すると、もしかしたら流行の束縛からも自由になれるのでは、と流行にのれない私は期待しています。

(終)

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