アーツ前橋

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[メールマガジン] vol.35(バックナンバー)

2016年10月8日発行

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すっかり涼しくなり過ごしやすい季節になりましたね。アーツ前橋では10月21日から新展覧会「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展が始まります。
食をテーマとした展覧会で関連イベントも盛りだくさんです。ぜひアーツ前橋へお出かけください!!

本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!

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● INDEX ●

(1)イベントカレンダー

(2)「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展

(3)前橋ひかりの45DAYS

(4)前橋まちなか文化祭(まちフェス)

(5)駅家ノ木馬祭

(6)メンバーシップ募集中

(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI

(8)ミュージアムショップ mina

(9)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.36

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●(1)イベントカレンダー ●

■「食の未来を考える週末」(「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展関連イベント)
○内容:参加作家や多様な分野の専門家をゲストに招き、「食の未来」について議論するシンポジウム
○日時:10月22日(土)16時30分~18時30分
10月23日(日)13時~15時/15時30分~17時30分
○会場:22日:中央イベント広場、23日:シネマまえばし
○登壇者:参加作家 
○参加費:無料
○定員:各回先着100名
○申込:電話にて事前申込

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746

■「ギブ・ミー・ベジタブル」(「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展関連イベント)
○内容:だれでも参加できる入場料が野菜の自給自足型イベント。持ってきた野菜を、その場で料理人が料理、無料で提供します。
○日時:10月22日(土)11時~14時
○会場:中央イベント広場(前橋市千代田町2-8-21ほか)
○企画:南風食堂ほか
○参加費:野菜〔申込不要〕
※当日同会場では、ファーマーズマーケットが開催されます。

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746

■「薬草茶カフェ」(「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展関連イベント)
○内容:薬草茶を飲みながらケミカルな薬とナチュラルな薬にまつわる話を聞きます。
○日時:11月6日(日)14時
○会場:アーツ前橋 スタジオ
○講師:小川康(薬剤師・チベット医)
○参加費:無料(要観覧券)
○定員:先着30名
○申込:電話にて事前申込

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746

■まえばしアートスクール計画「医療とアート」
○日時:11月13日(日)13時~15時30分
○会場:シネマまえばし(アーツ前橋と同じ建物の3階)
○定員:先着100名
○講師:髙橋伸行(アーティスト/やさしい美術プロジェクトディレクター)
○司会進行:茂木一司(群馬大学教育学部教授)、住友文彦(アーツ前橋館長)
○申込:電話にて事前申込

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7330

■「からだとことば たべることよむこと」(「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展関連イベント)
○内容:生きることは食べること、食べることは循環すること。労働と消費について講師とともに考えます。
○日時:11月19日(土)13時~16時
○会場:アーツ前橋 スタジオ
○講師:森一郎(哲学者)、pop-up cafe
○参加費:無料(要観覧券)
○定員:先着30名
○申込:電話にて事前申込

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746

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●(2)「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展 ●

今回の展覧会は「衣」「住」をテーマとした「服の記憶-私の服は誰のもの?」(2014)、「ここに棲む-地域社会へのまなざし」(2015)に続く第3弾でテーマは「食」。
食べることを通じて私たち個人がどのように自然や社会と結びついているのかをアーティストの表現によって伝えます。

【参加作家】
 岩間朝子、ジル・スタッサール、中山晴奈、南風食堂、風景と食設計室 ホー、フェルナンド・ガルシア・ドリー、マシュー・ムーア、ワプケ・フェーンストラ

【展示作家】
 小沢剛、廣瀬智央、ゴードン・マッタ=クラーク、中村節也、南城一夫、福田貂太郎

○会期:10月21日(金)~1月17日(火) 71日間
○開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日(11月23日は開館、11月24日休館)、年末年始(12月28日-1月4日)
○観覧料:一般600円/学生・65歳以上・団体(10名以上)400円/高校生以下無料
○無料日:10月28日(金)群馬県民の日
※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※以下のいずれかの条件でご来館の方は観覧料が400円になります。
 ・食育の日割:毎月19日の食育の日にご来館の方
 ・街なかランチ割:前橋市発行の「まちなか楽食マップ」に掲載のお店で食事された当日のレシートをお持ちの方
 ・トワイライト割:17時以降にご来館された方

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746

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●(3)前橋ひかりの45DAYS ●

MAEBASHI45DAYSに合わせて、アーティスト髙橋匡太がまちなかを光で演出します。

【広瀬川ライトアップ《前橋望景》】
市民に親しまれている場所を、光により幻想的な場所に変えるプロジェクト《前橋望景》。ケヤキ並木通り、前橋公園の桜に続いて、今回は広瀬川河畔をライトアップします。生誕130年を迎える萩原朔太郎の詩から連想した光で、水面に垂れ下がる柳を光で彩ります。
○日時:11月5日(土)まで、18時~22時
○会場:広瀬川 比刀根橋周辺および朔太郎橋周辺

【《たてもののおしばい》2016version】
《たてもののおしばい》は、建物が人格を持ち、物語を語るという、高橋匡太の作品です。昨年度に引き続き、声と表情を得たアーツ前橋が今年もみなさんに毎夜語りかけます。
○日時:10月28日(金)~11月5日(土)、18時~21時
○会場:アーツ前橋 外壁

【ワークショップ「ひかりの実を一緒に作ろう!」】
○日時:10月28日(金)16時~19時
○会場:アーツ前橋 交流スペース
○料金:無料
○申込:不要
※ワークショップ中に「ひかりの実」をアーツ前橋周辺の木々に飾ります。11月5日(土)まで鑑賞できます。

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7863

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●(4)前橋まちなか文化祭(まちフェス)●
まちフェスは、アーツ前橋が中心市街地に開館して1年が経つことを契機として、2014年の10月に第1回が開催された芸術文化際です。
3回めとなる今年は10月28日(金)~30日(日)に開催されます。作品展示や演劇公演をはじめとして、ここでしか見られない様々な企画が目白押し!
歩きながら各会場を回れるのも大きな魅力のひとつ。いつもと違うまちのにぎわいを秋の景色とともに楽しんでください。

詳しくは→http://igoo.info/machifes/

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●(5)駅家ノ木馬祭 ●
アーティストの白川昌生が書いた物語に登場する、誰でも参加できるお祭り。子どもがのれる大きな木馬と小さな木馬を引き連れて、中心市街地を練り歩きます。
○日時:10月30日(日)10時30分~/13時30分~
○集合:大蓮寺(弁天通り商店街)

◎駅家の木馬祭 前夜祭
無病息災を祈り、藁馬のお焚き上げを行います。
○日時:10月29日(土)18時~
○場所:YAMADAグリーンドーム前橋 第5駐車場

詳しくは→http://igoo.info/mokuba/

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●(6)メンバーシップ募集中 ●
 
年会費:一般会員 2,000円(昨年度までは3,000円)
    ペア会員 3,500円(昨年度までは5,000円)
主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など

詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113 または事務局まで。

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●(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●

こんにちは、アーツ前橋店です!
暑さも少しは和らいできましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
今までは新作コーヒーや新ランチメニューのご紹介でしたが、今回は以外と知られていない当店の他のドリンクメニューをこちらでご紹介します!

☆お子さまに人気なやさしい甘さとホッコリ感を楽しめる
ホットミルクチョコレート¥500-
☆シャキッと強い刺激が欲しい方には
ジンジャエール 辛口/甘口 ¥450-
☆仕事帰りの疲れた体に一杯いかがですか?
ビール3種類取りそろえてます!
キリッとすっきりレーベンブロイ ¥550
奥深いコクのバスペールエール ¥600-
女性向きな爽やかな酸味の
ヒューガルデンホワイト¥700-
☆グラスワイン(赤/白 )¥450-
ディキャンタ ¥1200-
お子さま連れのお客様でもコーヒーが苦手な方でもご安心してお選び頂けます☆
是非お待ちしております!

【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi

○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
日曜    11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:吉田)

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●(8)ミュージアムショップ mina ●

涼しい風、鈴虫の声、そここに秋を感じられるようになりましたね。そろそろminaのウインドウから見える花水木の紅葉が楽しめそうです。
さて、今月は読書の秋!ということで、minaで販売中のオススメ本をご紹介します。

『ソーシャルアートー障害のある人とアートで社会を変える』
~アート×福祉×コミュニティ×仕事 25の現場~ ¥2,592
前回企画展「表現の森」にも参加され、minaにも商品を置かせていただいてる、奈良県の障害者福祉施設たんぽぽの家から発刊された新刊です。本書に登場するのは、障害のある当事者、福祉施設スタッフ、アーティスト、プロデューサー、音楽家、ダンサー、演出家など。アートを通して、誰もが幸せに生きること、それを実現する環境や社会のあり方を、つねに問いながら行ってきた25の実践が、生き生きと描かれています。これらの活動は、いわば「障害」という窓をとおして、既成の概念をかえていくアートの実践です。ぜひお手にとって、現場から生まれてきたことばを体感してください!
その他、たんぽぽの家から発刊された書籍を数点入荷しました。ぜひご覧下さい。

■ワークショップ参加者募集!
『寺村サチコ秋のアクセサリーづくりワークショップ』
前回好評だった、テキスタイルアーティスト寺村サチコさんの一粒アクセサリーづくりワークショップ第二弾を開催します。絞り染め技法を学びながら素敵なアクセサリーを作ってみませんか。今回も、ロブソンコーヒーさんがこのワークショップのために作ってくださるオリジナルケーキとドリンクがセットになっています。
※ピアスかピンのどちらかを選んで作っていただきます。お申し込みの際にどちらを作るかお申し出ください。

時:10月30日(日)①12時30分~14時 ②15時30分~17時(各回6名様)
参加費:¥3,500(ロブソンさんのコーヒー付き)
事前のお申し込みをお願い致します。(Tel 027-289-8094)

【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:千木良)

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●(9)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.36 ●
7月より同時開催した「コレクション+」展、「表現の森」展が閉幕しました。最終日・最後の1時間では、「表現の森」展ギャラリー内は出品作家と来館者、監視員、サポーターなどこの展覧会に関わった多くの参加者によるライブセッションという大団円で幕を閉じました。
これは筆者の個人的な主観ではありますが、地下から鳴り響く石坂亥士の太鼓、山賀ざくろの踊り、様々な楽器を手にセッションし、踊る来館者を眺めながら見る「コレクション+」展もまた格別でした。小林達也の実像を想起せず描く抽象画や、チェーンソーで荒々しく彫られた髙山陽介のレリーフを見ていると、それらプリミティヴな表現が一層際立ち、会期中に見ていた作品とはちがった新しい表情を見ることができました。
この2つの展覧会を振り返り、今回選んだ1冊はフランツ・ボアズ著/大村敬一訳『プリミティヴアート』(言叢社、2011年)です。ボアズは北極イヌイトから北西海岸インディアンを調査し多くの著書を残し、アメリカ人類学の父として後世に多大な影響を与えています。
同書はさまざまな部族間のフィールフドワーク(実地調査)を通して造形、音楽、ダンスにおよぶ、さまざまな創作物を比較・検証しており、この本の序論では次のような平易な言葉で主旨が語られています。「美の理想がどんなに多様であっても、美を楽しむということの一般的な性質は世界中のどこにおいても変わりはない。(中略)私たちが知っているすべての部族の間に歌やダンス、絵画、彫刻が存在するというまさにそのことによってはっきりと示されている。」
つまり芸術という文化を享受する悦びは未開地でも文明国でも人類にとって共通して存在することを、さまざまな未開地の事例を検証することで明らかにしようとしています。
まずこの言葉が目に入り、当初は展覧会が始まった頃のコラムで紹介しょうとしていましたが、読み応えもあることと、諸々考えているうちに今回のコラムとなりました。
前述の序論から最後の結論までを含め8章におよぶこの本の構成については、訳者解説にもあるように大きく二つの構成で成っています。前半は様々な部族間でつくられる土器や籠、食器、武具などの道具から衣服などに描かれる図柄や形状の意味や成り立ちを体系的に検証しています。後半は言語芸術と、音、ダンスの考察となっています。また序論の前の緒言で、このフィールドワークの指針として以下の2点が掲げられており、読み進める上で押さえておきたい重要な点です。
「一つは、現存するすべての人種とすべての文化形態で心的な過程は根本的に同じである」こと、もう一つは「すべての文化的な現象を歴史上の出来事の結果として考える」と述べています。
この本の本当の一番始めに掲げられている言葉なので、全体に通底したマニフェストであるはずでしたが、不勉強で読書愛好家程度の筆者には訳者解説までを含めたすべてを読了した時にわかりました。またこの冒頭は、最初にこの本を紹介しょうとした時にはそれほど重要視して読み取ってもいませんでした。紙数の関係上、今回は同書の主旨と構成を紹介することで止めますが、次回はもう少し多角的な視点を交え、同書の内容に触れていきたいと思います。
(続く)

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