アーツ前橋

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[メールマガジン] vol.36(バックナンバー)

2016年11月4日発行

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朝晩は暖房が欲しくなるくらい肌寒い日が多くなりましたね。アーツ前橋では新展覧会「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展開催中です。
食をテーマとした展覧会で関連イベントも盛りだくさんです。ぜひアーツ前橋へお出かけください!!

本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!

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● INDEX ●

(1)イベントカレンダー

(2)「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展

(3)まえばし アートスクール計画

(4)前橋ひかりの45DAYS

(5)アーツ前橋 ロビーライブvol.07、vol.08

(6)メンバーシップ募集中

(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI

(8)ミュージアムショップ mina

(9)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.37

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●(1)イベントカレンダー ●

■学芸員によるギャラリーツアー
○日時:11月5日(土)、12月17日(土)14:00~
○会場:アーツ前橋 ギャラリー
○参加費:無料(要観覧券)

■「からだとことば たべることよむこと」
○内容:生きることは食べること、食べることは循環すること。労働と消費について講師とともに考えます。
○日時:11月19日(土)13時~16時
○会場:アーツ前橋 スタジオ
○講師:森一郎(哲学者)、pop-up cafe
○参加費:無料(要観覧券)
○定員:先着30名
○申込:電話にて事前申込

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746

■トーク「未来の昆虫食堂」
○内容:昆虫食にまつわるトークと試食
○日時:12月3日(土)14時~
○会場:アーツ前橋 スタジオ
○講師:内山昭一(昆虫料理研究家)
○参加費:無料(要観覧券)
○定員:先着30名
○申込:電話にて事前申込

■ティーセレモニーツアー
○内容:お茶の作法にならって作品鑑賞を行い、作品鑑賞後は参加者でお茶を飲みます。
○日時:12月10日(土)、2017年1月14日(土)14:00~
○会場:アーツ前橋 ギャラリー
○参加費:無料(要観覧券)
○申込:電話にて事前申込

■映画上映「フライデー・フード・シネマ」
○内容:食にまつわるドキュメンタリー映画を上映します。
○日時:12月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金・祝)13時~/19時~
○会場:シネマまえばし
○上映作品:『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』12月 2日 13時~
      『都市を耕す-エディブル・シティ』 12月 2日 19時~
      『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』12月 9日 13時~
      『聖者たちの食卓』         12月 9日 19時~ 
      『未来の食卓』           12月16日 13時~
      『イラン式料理本』         12月16日 19時~
      『フード・インク』         12月23日 13時~
      『ノーマ、世界を変える料理』    12月23日 19時~
○入場料:800円(展覧会観覧券の提示で500円)
○定員:各回先着100名(申込不要)

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●(2)「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展 ●

今回の展覧会は「衣」「住」をテーマとした「服の記憶-私の服は誰のもの?」(2014)、「ここに棲む-地域社会へのまなざし」(2015)に続く第3弾でテーマは「食」。
食べることを通じて私たち個人がどのように自然や社会と結びついているのかをアーティストの表現によって伝えます。

【参加作家】
 岩間朝子、ジル・スタッサール、中山晴奈、南風食堂、風景と食設計室 ホー、フェルナンド・ガルシア・ドリー、マシュー・ムーア、ワプケ・フェーンストラ

【展示作家】
 小沢剛、廣瀬智央、ゴードン・マッタ=クラーク、中村節也、南城一夫、福田貂太郎

○会期:2017年1月17日(火)まで
○開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
○休館日:水曜日(11月23日は開館、11月24日休館)、年末年始(12月28日-1月4日)
○観覧料:一般600円/学生・65歳以上・団体(10名以上)400円/高校生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※以下のいずれかの条件でご来館の方は観覧料が400円になります。
 ・食育の日割:毎月19日の食育の日にご来館の方
 ・街なかランチ割:前橋市発行の「まちなか楽食マップ」に掲載のお店で食事された当日のレシートをお持ちの方
 ・トワイライト割:17時以降にご来館された方
 
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7746

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●(3)まえばし アートスクール計画 第7回●
 群馬大学とアーツ前橋が連携し、アートマネジメントについて学ぶ講座を開催します。

 ・第7回
○日時:11月13日(日)13時~15時30分
○会場:シネマまえばし
○テーマ:「医療とアート」
○講師:髙橋伸行(アーティスト/やさしい美術プロジェクトディレクター)、山口悦子(大阪市立大学大学院医学研究科医療安全管理学准教授/大阪市立大学医学部付属病院医療安全管理部副部長)
○定員:先着100名
○司会進行:茂木一司(群馬大学教育学部教授)、住友文彦(アーツ前橋館長)
○入場料:無料
※事前申込 問い合わせ先はアーツ前橋まで(027-230-1144)
 
詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7330

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●(4)前橋ひかりの45DAYS ●

MAEBASHI45DAYSに合わせて、アーティスト髙橋匡太がまちなかを光で演出します。

【広瀬川ライトアップ《前橋望景》】
市民に親しまれている場所を、光により幻想的な場所に変えるプロジェクト《前橋望景》。ケヤキ並木通り、前橋公園の桜に続いて、今回は広瀬川河畔をライトアップします。生誕130年を迎える萩原朔太郎の詩から連想した光で、水面に垂れ下がる柳を光で彩ります。
○日時:11月5日(土)まで、18時~22時
○会場:広瀬川 比刀根橋周辺および朔太郎橋周辺

【《たてもののおしばい》2016version】
《たてもののおしばい》は、建物が人格を持ち、物語を語るという、高橋匡太の作品です。昨年度に引き続き、声と表情を得たアーツ前橋が今年もみなさんに毎夜語りかけます。
○日時:11月5日(土)まで 18時~21時
○会場:アーツ前橋 外壁

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=7863

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●(5)アーツ前橋 ロビーライブvol.07、vol.08 ●
アーツ前橋では前年度に引き続き、アーツ前橋のロビー(交流スペース)で小規模の音楽公演を実施します。

vol.07 ポップス 
○日時:11月20日(日)14時~/15時~
○会場:アーツ前橋交流スペース
○出演者:kuku(前橋市在住のシンガーソングライター)、岩崎有季(群馬県出身)
○観覧料:無料

vol.08 クラシック
○日時:12月11日(日)13時~/14時30分~
○会場:アーツ前橋交流スペース
○出演者:関義夫、永野綾紗
○観覧料:無料

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●(6)メンバーシップ募集中 ●
 
年会費:一般会員 2,000円(昨年度までは3,000円)
    ペア会員 3,500円(昨年度までは5,000円)
主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など

詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113 または事務局まで。

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●(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●

こんにちはアーツ前橋店です!
今回のご紹介は10月21日(金)~2017年1月17日(火)まで開かれるアーツ前橋新企画展「フードスケープ 私たちはたべものでできている」の中でアーティストのジル スタッサールが群馬県内の7組の生産者さん、そしてロブソンコーヒーと共に作ったサンドイッチ「わたしたちそのものをたべる」と言う作品を当店で召し上がる事ができます。
この制作過程で生まれた8つの言葉が配された本がサンドイッチと一緒に提供されます。
この機会に味わってみてはいかがでしょうか?
場所:ロブソンコーヒーアーツ前橋店
価格:1500円(本・ドリンク付)
販売:一日限定5食
期間:10月21日(金)~2017年1月17日(火)までです。

【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook: http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi

○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
日曜    11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:吉田)

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●(8)ミュージアムショップ mina ●

☆☆☆「フードスケープわたしたちは食べものでできている」図録予約販売中!
現在行われている展覧会「フードスケープわたしたちは食べものでできている」展の図録を店頭にて予約販売しております!!(税込¥2,700)
予約特典としてフードスケープオリジナルポストカードをプレゼント致します。ぜひご予約ください。
※発売は11月上旬予定となっております。
※配送をご希望の方は、別途配送料(¥325)を頂戴しております。

■古材とアイアンを使った家具や輸入家具
展覧会テーマ「食」に合わせ、食卓や食器をたくさん入荷しております。食卓などの家具は前橋市富士見町にあるRabulanさんより。人気は動物や花柄の小椅子(¥2,138)。お子様の椅子にピッタリですし、ちょっと植物を置いたりしても可愛く使っていただけます。
また、徳島にある工房“器れもん”さんより、新作の素描シリーズの器や、人気の高いトルコブルーの器を入荷しております。
展覧会のあとは、ぜひお立ち寄りください。

【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook : https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日 :水曜日
(スタッフ:千木良)

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●(9)アートのとびら by 吉田学芸員 vol.37 ●
今月も引き続きフランツ・ボアズ著『プリミティヴ・アート』を紹介します。前回のコラムでも書いたように、この本は訳者解説の最後まで目を通して初めて読了できる本です。訳者は人類学を専門とし、『プリミティヴ・アート』の翻訳についてもホアズの研究分野と訳者のそれとが重なっていることがきっかけだったようです。解説は章立てされた長文でボアズの生い立ちから、取り組みやその時代背景など丁寧にまとめられています。
ついつい解説は後回しにしがちですが、同書の解説によって、著者を知ることが内容を理解する上で非常に有効であることを改めて気付かせてくれます。この解説によると、ボアズが研究を始めた時代は人種の差異によって人間の優劣が決まる人種差別の考え方が一般的で、またそれを正当化するような研究が主流であったことが記されています。このような時代に、ボアズは人種の違いを文化のヒエラルキーに結びつける考え方や、そうした社会の風潮に異を唱え、反人種主義の立場で活発に活動していたことを伝えています。
これにより前回のコラムでも紹介した「すべての人種とすべての文化形態で心的な過程は根本的に同じ」というボアズの言葉がより重みを持ちます。つまりこの解説にある時代背景とボアズの学術以外の活動を知ることで、同書の主旨である未開地の文化研究とともに、その調査と実証に込めた著者の思いを窺い知ることができるのです。
ボアズが同書を含めた著述を通して訴えていた相対的に文化をみる視点と殊に人類学に潜む主体と客体の問題は、現代社会におけるあらゆる文化に通底する問題でもあります。これまで紹介してきた書籍で『金と芸術』など少々生々しい話題にも触れてきましたが、まさに私たちのように美術館に従事する者は、美術館と作家や表現との間に生じる主体と客体との関係性を強く自覚しなければなりません。

「アートのとびら」は次回から今井学芸員に執筆者を交替します。1年間ご拝読いただいきありがとうございました。
(了)

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