アーツ前橋

展覧会

加藤アキラ 孤高のブリコルール【終了】

2017.03.18 - 2017.05.30

 加藤アキラは、1960年代に前橋を舞台に活動した「群馬NOMOグループ」の作家として活躍しました。車の整備工として勤めるかたわら、作品制作を行っていた加藤は、アルミニウムやワイヤーブラシなど身の回りにある道具や素材を用いた作品で注目を集め、1969年には全国的に評価の高い新人が選出される「現代美術の動向展」(京都国立近代美術館)に選出されます。1970年に開催された「現代美術野外フェスティバル」(こどもの国、横浜)以後一旦制作活動を休止しますが、1975年に活動を再開。1980年代に入り、竹などの自然素材、金属板と皮など有機的素材を用いた彫刻や大型インスタレーションを制作し、「アートドキュメント’87」(栃木県立美術館)、「’87現代美術の祭典 野外彫刻展」(埼玉県立近代美術館)などにも出品し復活の狼煙を上げます。
 以後、舞踊家・田中(みん)とのコラボレーション、宇都宮市内商店街を使ったアートプロジェクトへの参加や第13回日本国際パフォーマンスアートフェスティバル【NIPAF】(前橋文化研究所)でのパフォーマンスなど創作活動の幅を広げてきました。
 加藤は、身の回りで廃棄されていく日用品や自然の素材を寄せ集め、それらに僅かな細工を施す[ブリコラージュ]によって作品へと昇華させます。リノベーションやオーバーホールなどかつての物を再生させ、新たな価値観を付与することが求められる時代、日常に埋もれて行く産業製品などに息吹を与える加藤の作品は、多くの示唆に富んでいます。群馬を代表する現代美術家のひとりとして加藤アキラの活動を総覧する初の展覧会をご高覧ください。

 ※ブリコルール(器用人)とは、ありあわせの道具や材料を用いて自分の手でものを作る人のこと。フランス語のbricoler(繕う)に由来

—————————————————————————————————–

会 期:2017 年3月18日(土)から5月30日(火)

開館時間:11:00~19:00まで(入場は18:30まで)

休 館 日:水曜日 *5月3日(水)は開館

観 覧 料:一般500円(300円)/学生・65歳以上300円/高校生以下無料
     *()内は10名以上の団体料金
     *4月16日(日)は「前橋中心商店街ツナガリズム祭り」のため観覧無料
     *障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料
     *トワイライト割(17時以降に来館された方)300円

—————————————————————————————————–

【作家略歴】
加藤アキラ
(KATO Akira)
1937年群馬県高崎市生まれ。本名・昭。中学卒業後、車の整備工として働きながら松本忠義の画塾に入る。1965年「第1回群馬アンデパンダン」展に出品。群馬NOMOグループに加入。1966年「第10回シェル美術賞展」佳作受賞、1969年「現代美術の動向」展(京都国立近代美術館)に招待出品、「第4回ジャパン・アート・フェスティバル」優秀賞(通産大臣賞)を受賞するなど頭角を現していく。その後個展を中心に活動し「アートドキュメント’87」(栃木県立美術館)、「’87現代美術の祭典 野外彫刻展」(埼玉県立近代美術館)、1989年「RASENDO SPIRITUAL REJOICE 加藤アキラ 田中泯 立体作品と舞踏」(RASENDO、群馬)、1993年に「現代美術への招待―加藤アキラ・金井訓志展」(高崎市美術館)、第13回日本国際パフォーマンスアートフェスティバル[NIPAF](前橋文化研究所)、2010年「社会芸術”自力更生車+α計画”2010 in 宇都宮とその周辺」(宇都宮市内商店街)、2013年「アーツ前橋開館記念展 カゼイロノハナ」(アーツ前橋)など美術館から屋外のアートプロジェクトまで活動の幅は広い。

kato01
《Space Compression 1》 1969年 油彩、アルミニウム板 218×191.5×2cm アーツ前橋蔵 撮影:木暮伸也

kato02
《REPORT EA900》 1966年 アルミニウム、ワイヤーブラシ、塩化ビニル板・板 135×135cm 高崎市美術館蔵

katou03
《天と地の間》 2004年 割り箸、木、水性塗料

katou04

(かん)》 2013年 砂鉄、木、ボルトナット、タイヤ 直径550cm 作家蔵 撮影:木暮伸也

katou05

《地下系の狩》 1988年 銅、生皮 作家蔵

katou06

《物語りの流系》 1991年 ブリキ 210×150×140㎝ 作家蔵

katou07

《連環》 1995年 ブリキ、塗料 各φ130cm 作家蔵

—————————————————————————————————–

【プロモーション映像】

—————————————————————————————————–

【関連イベント】
(1)ワークショップ「加藤アキラと作る竹作品」

 日時:4月29日(土)14:00~18:00
 会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
 対象:小学生以上(小学生の方は保護者同伴)
 定員:40名(要事前申込)
 参加費:無料(要観覧券)
 講師:加藤アキラ、寺澤徹(寺澤事務所・工房 代表)
 内容:竹を使って作品を作るワークショップ。加藤とともに参加者みなさんで竹を割り、竹かごの編み方で作品を作ります。完成した作品は本展会期中、アーツ前橋ギャラリーにて展示いたします。

(2)田中泯 ダンス「物とカラダの間で」
 日時:4月23日(日)13:00~18:00     13:00~17:00
                ※4月23日の回は、上記時間内で休憩時間を除き、会場で踊り続けます。

                 5月28日(日)13:00~18:00
 会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
 参加費:無料(要観覧券)
 踊り:田中泯(舞踊家)
 内容:1989年、加藤アキラの作品と共演した田中泯が再び加藤アキラの作品とアーツ前橋を場として踊ります。
 ※上記の時間内に複数回踊ります。

(3)トーク「アート思い出ばなし」
 日時:5月6日(土)14:00~16:00
 会場:アーツ前橋 スタジオ
 定員:約30名
 参加費:無料(申込不要)
 出演:加藤アキラ、吉田冨久一(美術家)、福住廉(美術評論家)、特別ゲスト:染谷滋(元群馬県立館林美術館館長)
 内容:加藤アキラの活動を振り返るトークセッション。
 *当初予定されていた佐々木耕成さんはご病気のため欠席されます。

(4)学芸員によるギャラリーツアー
 日時:4月1日(土)、5月14日(日)14:30~
 集合場所:アーツ前橋1階総合案内前
 参加費:無料(要観覧券)
 内容:担当学芸員による作品解説ツアー
 ※当日会場にお越しください。

—————————————————————————————————–

主催:アーツ前橋
後援:上毛新聞社、朝日新聞社前橋総局、毎日新聞前橋支局、読売新聞前橋支局、産経新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、日本経済新聞社前橋支局、共同通信社前橋支局、時事通信社前橋支局、群馬テレビ、FM GUNMA、まえばしCITYエフエム、前橋商工会議所

—————————————————————————————————–

【お問い合わせ】
アーツ前橋(群馬県前橋市千代田町5-1-16)
TEL:027-230-1144
http://www.artsmaebashi.jp

 

 

この記事を友人に紹介する