アーツ前橋

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[メールマガジン] vol.48(バックナンバー)

2017年11月27日発行

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今年も残すところあとわずか、月日の流れの早さには驚かされますよね。寒さも一段と増した今日この頃ですが、風邪などひかぬよう健康には十分注意してくださいね。
ただいま開催中の前橋文学館との共同企画展「ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所」。イベントも盛りだくさんですので、まだご覧になっていない方はぜひお出かけください。
本メールマガジンでは、アーツ前橋の旬な情報をお届けいたします。
お知り合いやお友達への転送、SNSやブログ等への転載も大歓迎です!!

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● INDEX ●

(1)イベントカレンダー

(2)アーツ前橋×前橋文学館共同企画展 ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所

(3)前橋ことばの学校

(4)イルワン・アーメット&ティタ・サリナ 滞在制作

(5)メンバーシップ募集中

(6)アーツ前橋運営評議会情報

(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI

(8)ミュージアムショップ mina

(9)アートのとびら by 辻学芸員 vol.49

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●(1)イベントカレンダー ●

■山川冬樹 パフォーマンス
○日時:12月2日(土)
  (1)14時~15時30分 パフォーマンス 
  (2)16時~17時30分 山川冬樹×今井朋(本展担当学芸員)対談             
○会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
○参加費:無料(要観覧券) ※申込不要
 
■かくとはなす
 本展参加作家の鈴木ヒラクのライブパフォーマンスと今福龍太との対談を開催します。
○日時:12月9日(土) 
  (1)14時~14時30分 ドローイングパフォーマンス
  (2)14時45分~16時15分 今福龍太(文化人類学者)×鈴木ヒラク 対談
○会場:アーツ前橋 地下ギャラリー(パフォーマンス)、アーツ前橋スタジオ(対談)
○参加費:無料(要観覧券)
○定員:50名(対談のみ)
○申込み:対談のみ事前予約制、アーツ前橋へ電話(Tel.027-230-1144)

■学芸員によるギャラリーツアー
  12月10日(日) 13時30分~(アーツ前橋)、15時~(前橋文学館)
   ※申込不要(観覧券をご購入のうえ、アーツ前橋1階総合受付又は前橋文学館2階展示    室にお集まりください)

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●(2)アーツ前橋×前橋文学館共同企画展 ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所 ●

本展覧会は、お互いの施設の特性を生かした、全国的にもめずらしい、美術館と文学館の共同企画展です。前橋文学館は、萩原朔太郎や萩原恭次郎などの地域ゆかりの作家からコンクリートポエトリーを始めとする前衛的な活字表現を紹介します。アーツ前橋では、活字に留まらない言葉の特徴として、未来派やフルクサスのような20世紀の美術運動から現代作家までを中心に紹介し、人間と言葉の関係や言葉の始原的な役割を考えます。

○会期:2018年1月16日(火)まで 
○開館時間:アーツ前橋 11時~19時(入場は18時30分まで) 
        前橋文学館 9時~17時(入場は16時30分まで)
○休館日:水曜日、年末年始(12月28日(木)~1月4日(木))
○会場:アーツ前橋(群馬県前橋市千代田町5-1-16)、前橋文学館(群馬県前橋市千代田町3-12-10)
○観覧料:共通観覧券(両方の施設に入場できます) 一般 700円 / 学生・65歳以上・団体(10名以上) 350円 / 高校生以下無料
※アーツ前橋1階ギャラリー及び前橋文学館3階オープンギャラリーは無料 
※障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料
※以下のいずれかの条件に該当の方は、観覧料が350円
1)アーツトワイライト割:17時以降にアーツ前橋にご来場された方
2)文学館早起き割:11時より前に前橋文学館にご来場された方
3)ヒツクリコ ガツクリコ割:ペアでご来場された方
※無料日:1月9日(火)[前橋初市まつり]
○参加作家:足立智美/荒井良二/浦上秀樹/大澤雅休/大澤竹胎/オノ・ヨーコ/oblaat/河口龍夫/河原温/フランチェスコ・カンジュッロ/北園克衛/草野心平/ジョン・ケージ/塩見允枝子/クルト・シュヴィッタース/白石慶子/鈴木ヒラク/トゥッリオ・ダルビゾラ/トリスタン・ツァラ/東宮七男/TOLTA/新国誠一/ni_ka/萩原恭次郎/萩原朔太郎/福田尚代/文月悠光/ベン・ヴォーティエ/ジョージ・マチューナス/Maniackers Design/フィリッポ・T.マリネッティ/ミヤギフトシ/ムットーニ/山川冬樹/山村暮鳥/横堀艸風

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9424

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●(3)前橋ことばの学校 ●

アーツ前橋の開館前に行われたプレイベントをきっかけに生まれた芽部が、「ヒツクリコ ガツクリコ」展の街なか回遊プロジェクトの一環として「前橋ことばの学校」を開講します。詳細は、「前橋ことばの学校」チラシまたは芽部HP(http://mebu-maebashi.com/)をご覧ください。
「前橋ことばの学校」のうち、12月にアーツ前橋を会場に開催されるイベントは以下の通りです。

■河野聡子朗読会『地上で起きた出来事はぜんぶここからみている』
○日時:12月16日(土)13時~14時
○会場:地下ギャラリー
○参加費:無料(要観覧券)
※申込み不要

■TOLTA<質問があります>街なかツアー
街なかを活用した参加型の作品を展示しているTOLTAの作品を、主宰者河野聡子さんとともに鑑賞(参加)します。
○日時12月16日(土)14時30分~16時
○会場:アーツ前橋1F総合受付集合
○参加費:無料
○申込み:事前予約制、芽部・新井まで(relaxin.a@blue.plala.or.jp)

■荒井良二と過ごすクリスマス会(仮)
○日時:12月24日(日)15時~17時
○会場:シネマまえばし
○参加費:無料
○申込み:定員100名、事前予約制、アーツ前橋へ電話(027-230-1144)
 
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●(4)イルワン・アーメット&ティタ・サリナ 滞在制作 ●

今年度2組目の海外在住アーティストとして、インドネシア出身で現在はジャカルタ(インドネシア)を拠点に活動するアーティスト、イルワン・アーメット(Irwan Ahmett)&ティタ・サリナ(Tita Salina)を11月14日から招聘しています。
イルワン・アーメット&ティタ・サリナは、複雑化された社会問題に焦点をあて、公共空間をフィールドにしてユーモアを含んだ作品を制作しています。今回の滞在では、インドネシアと日本の関係や前橋に暮らすインドネシア人コミュニティーについてなど、多様なリサーチを展開します。
滞在後半にはオープンスタジオなどのパブリックプログラムを開催します。(詳細は随時HPにて更新します。)

■滞在期間:2017年11月14日〜2018年2月3日(予定)
■滞在場所:竪町スタジオ(前橋市千代田町2-4-1)
■パブリックプログラム:滞在後半に開催予定

詳しくは→http://www.artsmaebashi.jp/?p=9848

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●(5)メンバーシップ募集中 ●
 
年会費:一般会員 2,000円/ペア会員 3,500円
主な特典:展覧会入場料無料、プレビューご招待、会員向けイベント開催など

詳しくは→https://www.artsmaebashi.jp/?page_id=113

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●(6)アーツ前橋運営評議会情報 ●

平成29年9月29日(金)に開催した第17回評議会の議事録を掲載しています。アーツ前橋の取り組みに対する外部有識者の評価や意見が集約されています。

詳しくは→http://www.city.maebashi.gunma.jp/sisei/519/530/081/p018752.html

●(7)カフェ ROBSON COFFEE ARTS MAEBASHI ●

こんにちはアーツ前橋店です!
寒さが一段と本番な季節になってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
当店自慢のコーヒーをご紹介します!!
『EL PORVENIR/COLOMBIA』
エルポルベニール/コロンビア

(印象)
ライム グレープフルーツ アップル感がありとてもジューシーでミルクチョコレートの様な余韻です!!
コーヒー豆は量り売りも行っております!
☆100g/¥700~
☆200g/¥1,420
産地から届いた新鮮で香り高い素晴らしいコーヒーを是非嗜んでみませんか?

☆リニューアルランチメニュー
ロブソンハンバーガー フライドオニオン & チェダーチーズ
タマネギのアクセントのきいた自家製バーベキューソースとパリパリのフライドオニオン、ハンバーグのジューシーさとチェダーチーズのコクがマッチしてます!
(サラダ 付け合わせ ドリンク付き)
価格 ¥1200-

☆アーツ前橋 コラボスイーツ
しろくりこ くろくりこ
価格¥300

皆さまのご来店をスタッフ一同こころよりお待ちしております!

【情報発信中】フォロー&いいね!よろしくお願いします!
Facebook:http://www.facebook.com/robsoncoffee.artsmaebashi

○営業時間:月曜-土曜 11時~20時
   日曜 11時~19時
○休業日:水曜日
(スタッフ:橋爪)

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●(8)ミュージアムショップ mina ●

11月に入り、日に日に寒さが増してきましたね。冬は暖かい美術館の中でゆっくり時間を過ごすのもおすすめですよ。
minaでは現在開催中の「ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所」展に関連したグッズを取り扱っております。

◎「ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所」コンセプトブック 2,376円(税込)
 図録とオリジナルバッグをセットでお求めいただくと、大変お得です!
 図録+オリジナルバッグ(定価1,800円)⇒3,900円 (税込)

〇展覧会関連書籍
・鈴木ヒラク
『GENGA』3,024円(税込)
『鉱物探し(Looking For Minerals)』3,024円 (税込)
『Drawing Tube vol.01 Achive』2,700円 (税込)
・福田尚代
『ひかり埃のきみ 美術と回文』3,024円(税込)
『福田尚代作品集2001-2013』2,700円(税込)
・山川冬樹
『間人』山川冬樹×首くくり栲象×村田峰起パフォーマンスDVD&ポスター 3,500円(税込)
・オノ・ヨーコ
 雑誌『ART iT』創刊号。オノ・ヨーコ特別インタビュー 1,000円(税込)

その他、荒井良二さんの絵本を多数取り揃えております。展覧会のあとは、ぜひminaにお立ち寄りください。

【商品情報配信中】入荷情報は、随時Facebookにて更新しております。
Facebook:https://www.facebook.com/mshop.mina
○営業時間:11時~19時
○休業日:水曜日
(スタッフ:千木良)

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●(9)アートのとびら by 辻学芸員 vol.49  ●

現在開催中の展覧会「ヒツクリコガツクリコ ことばの生まれる場所」展のコンセプトブックを読んで考えたことを少々。石川九楊氏が、鈴木ヒラク氏との対談のなかで、次のように話しています。書における一本の線は、実際には文字の一画です。一画一画を書き連ねて文字にして、その文字が寄せ集まって、文章になるという構造がある。画の中に込められた膨大な表現の資質が文字すなわち言葉を作っているからこそ、同じ「雨」という字を書いても人によって全然違うものにしかならない。(中略)しかし近代文学はあくまで活字をベースにして成り立っていますから、良寛の「雨」も白隠の「雨」も同じだと言う奇妙な考えの上に成立している。(「〈対談〉石川九楊×鈴木ヒラク 文字の起源」p10)
 この原稿もパソコンで作成され、メールマガジンから配信されます。源氏物語も和歌も話題の小説やマンガも、書体は多少違うものの、私たちの多くが、活字になっているものを目にして読んでいることでしょう。書という芸術があり、文字が持つ表現の可能性を知らないはずはないのに、当たり前すぎて、活字ベースで詩や文学を鑑賞していることが、私自身すっかり抜け落ちていました。このことを意識して書作品を鑑賞していると、文字を解読することとは違ったことに意識が向いていくと思います。大澤竹胎の《しゅうう》は「驟雨」のことでしょうか、「シュウー・・・、シュウー・・・、シュウー・・・」と突然に雨が降りはじめ、そして次第に止んでいくというように、雨の降る様子を擬音語に変換しつつ、文字は右へ左へふらふらしながら縦書きされ、一方向ではなく風向きを変えながら風が吹いているように感じます。横堀艸風の《舞》や《幻》は、読むことはあきらめ、私の関心はその滲みであったり墨色、そして筆の生き生きとした動きに向かいます。しかしドローイングと前衛書の違いは筆順のあるなしであるように、前衛書であるこれらの作品には、筆順があります。書家の筆の運びを想像しながら、自分自身の筆や身体を動かしてみると、「幻」という字に読めてくるようです。
 アーツ前橋では書作品を展示していますが、前橋文学館にはひらがなやカタカナ、漢字、そしてアルファベットが文字列として配置された作品など、活字そのものを表現とする作品が並びます。また千代田通りの街路灯には、萩原朔太郎や東宮七男、草野心平のオノマトペの活字をデザインしたフラッグが掲げられています。この冬は、街中にあふれることばに目と耳を傾けて見たらいかがでしょうか。

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