廣瀬智央・後藤朋美×のぞみの家(母子生活支援施設)

アーツ前橋開館前に廣瀬智央と後藤朋美は、前橋の母子生活支援施設のぞみの家の子どもたちと空の写真の「交換日記」を通じて作品《空のプロジェクト:遠い空、近い空》を共に制作しました。「表現の森 協働としてのアート」展では、それらの作品制作のプロセスを展示するとともに、今回新たにのぞみの家の子どもたちや母親と一緒に「タイムカプセルプロジェクト」を始動させます。日々の交流を通じて、彼らの生きる現在を表現に繋げ、19年後に開封されるタイムカプセルに詰め込みます。19年という月日の中でプログラムが継続され、人と人との関係性はどのように変化していくのか。長期間にわたるアートプロジェクトの可能性を探ります。

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アーティストプロフィール

廣瀬智央(ひろせ・さとし)

1963年東京都生まれ。現在ミラノを拠点に活動。異文化の体験を推敲し多様な素材を用いて視覚化した、浮遊感を伴う作品を制作。境界を越えて異質な文化や事物を結びつける脱領域的な想像力が創造の原理となり、日常の体験や事物をもとに、世界の知覚を刷新する表現を創りだす。世界各地で展覧会多数。
http://www.milleprato.com/

後藤朋美(ごとう・ともみ)

前橋市生まれ。生命の根源的な輝きをテーマに光の粒子に包まれるかのようなドーム型の作品や、光・水・氷といった素材を用いたインスタレーションなどを制作。各国各地の海を訪れて、自ら製塩した海塩で作品を制作中。内在した意識の普遍的かつ、個人的体験を呼び起こす。https://www.tomomigoto.com

 

協力団体・施設

社会福祉法人 上毛愛隣社 のぞみの家(母子生活支援施設)

片原饅頭で知られる宮内文作(1834-1909)が、孤児救済のために設立した上毛愛隣社が運営する一施設。1948年、太平洋戦争に伴う戦災未亡人や母子世帯の急増を受け、前橋母子寮(児童福祉施設)として開設。母子が20世帯まで入居でき、母親の就労や育児の相談や支援、子どもへの学習支援等を行っている。
http://airinsha.com/index.htm

朝日印刷工業株式会社

2018年より使用するタイムカプセルプロジェクトのパスポートや写真集の制作にご協力いただきました。
http://www.asahi-p.co.jp/

増田煉瓦株式会社

2018年のタイムカプセル記念日に行われたピッツァパーティーにご協力いただきました。
http://www.masudarenga.co.jp/

フードバンクまえばし

2018年のタイムカプセル記念日に行われたピッツァパーティーにご協力いただきました。
https://foodbankmaebashi.org/

プロジェクトのこれまでと年表

《空のプロジェクト:遠い空、近い空》の作品紹介はこちら

>>アーツ前橋公式サイト コミッションワークのページへ

空のプロジェクトのドキュメントサイト

>>2012-2013年の活動はこちらからご覧ください

プロジェクトの年表

>>こちらからご覧ください

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